ドッグフードと自然食に関する、情報と知識

No.2 安すぎるドッグフードには、危険がいっぱい


毎日、毎食、常食とするドッグフードの価格が、人の食と比較して安く販売されていることに疑問をお持ちになったことはありませんか?しかも、人の食品より末端市場での利益率が2割も高いドッグフードは、原料コストで考えればもっと安さに差がつくと考えれらます。

最近アメリカの新聞に『缶一杯の水が生産されるのに21セント(約30円)かかるが、缶一杯のドッグフードがそれと同じだとしたら一体何が入っているのか疑わしい。』と書かれた記事を見ました。

栄養性、健康性、安全性が高いと言われるドッグフードが、どうしてこんなに安く作れるのでしょうか?果たして本当に、犬にとって常食として一番適したものなのでしょうか?

商 品

平均市場価格
/100g単位

カップラーメン

180円

ポテトチップス

140円

ハンバーガー

123円

最高級ドッグフード

100円

普通ドッグフード

50円

私の実感から解ることは、ドライフード1kgを製造する場合、原料肉についてのみ考えたとしても原料肉の量はなんと1.2kgも必要なのです。1kgのフードを作るのにそれ以上の1.2kgもの肉が必要だとは驚きでしょうが、それは、肉を乾燥させた場合3分の1に目減りしてしまうからです。 乾燥させた肉を原料として使う場合、その量を全体の40%しか使用しなくても それだけの生肉量が必要となるのです。つまり、1kg1000円の最高級ドッグフードの原料コストは、1kg150円程度です。

ここで考えるべき点は1.2kgもの牛肉や羊肉、鶏肉、なおかつ、その他のたくさんの栄養素をおぎなう原料を合わせて、1kg150円で集められるでしょうか。可能であるなら それはどんな原料なのでしょうか?毎日健康のために摂る食事が果たしてこれで良いのでしょうか?
カロリーや栄養が満たされているとしても、生命体に調和する食事としての質が低いものであるなら それは常食として成り立つものではありません。私なら、自分や家族の食するものとして、10円/100gで売られている食肉を 決して買おうとは思いません。

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