人間の子供ならば母親は偏食をさせないように栄養に富んだ食事をしっかり食べさせて健康を守ります。自分で食事を選べず飼い主にしか頼れない犬なら、なおさらのこと健康を維持するための基本として食事に気を使うべきでした。
好きなものだけを食べさせたり、中身のよくわからないフードを与えたり・・そんな生活で、わが子同然の愛犬に本当に愛情をかけていたといえるのか・・自分の健康管理の甘さが災いして、りんたろうにつらい思いをさせてしまったという思いは亡くなった後もずっとつきまとっていました。そして、りんたろうの分まで幸せにしよう、必ず守ってあげようという決意を胸に迎えたのが茶太郎でした。
茶太郎は、すこぶる元気な子ではありましたが、大人になっても体重は1.8kgと小さく、皮膚もあまり強くないようでアレルギーを起こしてはいけないと不安になった私は、低アレルギー食など茶太郎の体にとって良いと思われるフードをいろいろと試していました。しばらくしてから小さなイボが身体に現れている事に気づきました。病院で診てもらったところ、老人性のイボのようなものとの事で、まだ5歳にもならない若さなのに・・と、納得のできない診たてに不安と不満を覚えていました。
少しでも身体に良い食事を与えたいという想いが募るばかりで、これというフードには出会うことがないまま、4歳を迎えた2005年の夏。近くに住む知人の紹介で、ビッグウッドを知りました。
当時住んでいた横浜から転勤で札幌へ発つ直前のことでした。あの時、たまたま彼女と出会って話をきかなければ未だにビッグウッドを知らないまま、フードジプシーを続けていたかもしれません。
|