【ワンちゃんと飼い主さんの体験記】

はぐくみ通信に掲載した『ワンちゃんの飼い主さんたちの闘病の体験記』を随時
ご紹介させていただきます。
ビッグウッドでは、今後皆様の体験談をご紹介させていただき、お客様の貴重な
体験を次のお客様に伝え、たくさんの愛犬の命が生き生きと輝く橋渡しをさせて
いただきたいと思っています。



『少々のことは自分の力で跳ね返せる力を備えていってくれるように・・・』

田口 ドナティアンくん( ビーグル・9歳半 男の子)

今年10歳を迎える我が家の愛犬ドナ。3歳になるころから毛艶があまり良くないこと、春先になると口周りを痒がるなどの軽いアレルギー症状が出ることが悩みのひとつでした。しかし良くはならないもののそれ以上悪化もせず、という状態で過ごしてきました。そうして7歳を迎えた頃、行きつけの美容院の方からビッグウッドのことを教えてもらったのです。これから少しずつ年を取っていくドナに少しでも良い影響を与えてくれればと食事を切り替えてみたところ、それまで持病のようになっていた痒みが次第に和らぎ、毛艶もぐんと良くなってきたのです。
ドナとマルル

周りからも驚かれるほどで、私も自然な食事の力を実感!すぐに、元気な酵素・イースト・愛犬活力源などのサプリメントも併用するようになり、その後迎えたマルルも、離乳食からスパミールで育てるようになりました。
それからというもの、年齢を感じさせない活力で、マルルと毎日くんずほぐれずしながら元気いっぱいに過ごしてきたドナですが、8歳の秋、突然の異変に見舞われました。ソファで休んでいた時、急に右前脚を持ち上げ、ヒャンと鳴いて痛がるそぶりをみせたのです。しばらくするとおさまったものの、翌月また突然、同じ状態になりました。前回よりも痛みが強いようで、小刻みに身体を震わせて嘔吐したドナに、私はなす術もなく、ただ懸命になでて落ち着かせようとしていました。やがて震えは少しずつおさまり、普段どおりに戻ったようにみえましたが、心配にかられた私は翌日病院に連れて行き、昨晩の症状を話しました。しかし診察してもらっても、どこにも悪いところは見つけられませんでした。獣医さんによれば、関節炎の可能性が高いが、どうもはっきりわからないという答えで、しばらくそのまま様子を見ることになりました。
それからさらに約1ヶ月が過ぎたその年の暮れ、またもやドナがひどく痛がりだしたのです。びっこをひき、そっと触れただけで悲鳴をあげます。かかりつけの獣医さんも、近隣の病院も年末年始の休みに入っていたため、救急病院に連れて行き、とりあえず薬で痛みを和らげてもらいました。前回はここまでひどくはなかったのに・・一体ドナの身体に何が起きているのかと、我が家は不安に包まれました。年が明けてからというもの、またいつ痛み出すかとびくびくしながら、ドナを気遣う毎日が続きました。しかし、そんな私の心配をよそにドナはなんら変わりなく元気なまま3ヶ月が過ぎ、いつしか私の不安も薄らいでいきました。そんなある日、今度はドナが歯肉に炎症を起こしたのです。このことをビッグウッドの野沢さんに相談したところ、なるべく抗生物質を使わず、自然治療やホメオパシーの対応もしてくださる病院を紹介してくださいました。いつまた再発するかもしれない足の痛みや歯肉炎などを抱えたドナの今後を考えて、こちらの病院に相談し、診ていただくようになりました。


痛いよ〜!

そして9歳の誕生日を迎え、このまま何事もなく過ごしてくれるかと期待していた5月のある日、事件は起きました。いつものようにドナを抱き上げたところ、突然、キャインキャインという鋭い悲鳴をあげたのです。慌てて下におろしてみると、今度は左後ろ脚をひきずり、腰を軽く触るだけでまた大きな声をあげ、少し歩いただけで痛みに耐えられないように座り込んでしまいました。この時は以前の右前脚ではなく、左後ろ脚に痛みを訴えていることにも不安を覚えた私は、急いで病院に連れて行き、レントゲンを撮り、検査してもらいましたが、やはり脚の関節のどこにも異常は見つかりません。獣医さんは、ヘルニアではないかと言われましたが、それもはっきり確認できたわけではありませんでした。
ドナの痛みはなかなかおさまらず、ホメオパシーに加えて、弱い痛み止めやハーブ特別療法食の「ルマックス」も使いながら様子をみていました。しかし少しはましになったものの、7月の夜、ドナは再び強い痛みに襲われ、ブルブルと震えはじめました。この時はとにかく体のどこを触っても痛がるために、動かすこともできず、往診に来てもらうにも、夜も遅いため、身近な病院は既に閉まっています。あちこち調べてようやく往診で夜間の動物救急診療を行っている獣医さんを見つけ、3時間かけて自宅に来ていただき、なんとか痛みをやわらげる処置をしてもらいました。そして翌日、かかりつけの獣医さんの勧めもあり、入院させて電気を用いた治療方法を試みることにしたのですが、なかなか効き目は現れません。それどころか、初めての入院で不安になったドナは病院で延々と鳴き続け、このままではストレスが大きく却って逆効果になると、やむなく治療をとりやめて、自宅療養に切り替えることになりました。私が迎えに行くと、鳴きすぎて声も出なくなったドナがしょんぼりと待っており、「ドナ、ごめんね・・」という後悔と申し訳ない気持ちがこみあげました。獣医さんからは、へたに体を触らないで、絶対安静にさせておくようにとの注意を受けて連れて帰り、それからは常につきっきりで夜を明かす日が続きました。食欲もあり、お散歩に行きたがる気力もあるのに、痛みから動くこともままならなくなってしまったドナ。排尿排便のポーズをとることも難しくなり、ウンチをする時は痛む脚をあげて3本足で懸命にふんばっていました。そんなドナの身体を支えてあげることもできず、私は自分の無力さを噛みしめました。 私はこの子に何をしてやれるのだろうか・・そう自問自答していた頃、ふと、ビッグウッドでドナのような子にも何か良いものがあれば・・と、コンサルティングサポートルームにお電話したのです。そして、「ホメオハーブ療法食」のことを伺い、試してみることにしました。被毛チェックを行い、療法食を作ってもらう間もドナの症状はひどくなる一方で、ずっと痛い脚をかばって無理な動きをしていたせいか、ついには首や他の脚まで痛がるようになってしまいました。ようやく療法食やホメオパシーが届き、私は最後の望みを託す思いで与え始めました。松崎さんからいろいろアドバイスをもらい、「元気な酵素」も多めに与えていました。ドナも、まるで「治そう」とするかのように、ガツガツと食べてくれました。
それから2週間ほど経ったある日のこと。とても小さなことですが、私にとっては奇跡のように嬉しい出来事がありました。それまで、身動きをとることもままならなかったドナが、弱々しいながらもオモチャを咥えて「ママ、遊ぼうよ」と言わんばかりにしっぽをふったのです。この時のドナの様子は、今も目に焼きついています。どうしても沈みがちだった心に、少しずつ明るい光が差し込んできた気がしました。「もしかしたら、また以前のドナに 戻れるかもしれない・・!」そうして1ヶ月が過ぎ、本当に、ドナに目立った変化が現れてきたのです。まだまだ、ちょっとした拍子に痛む様子は見せるものの、少しずつですが痛みも緩和されたようで、しっかりと身体を動かせるようになっていきました。
3ヶ月が過ぎる頃には、ほぼ普通に近い動作ができるまでに回復していき、ドナの症状をずっと書きとめていた日記も、いつしか白紙になっていました。どんどん元気になっていったため、特に書くことが見当たらなくなっていたのでしょう。少しずつ体を動かせるようになってからも、また再発してはいけないと大事をとって、マルルとも遊ばせないようにしていましたが、「もう普段どおりの生活をさせて大丈夫でしょう」というお医者さんの了承もいただき、晴れて以前のように2頭で自由に過ごさせてやれるようになりました!嬉しくてたまらず、相談担当の松崎さんにも早速報告して一緒に喜んでもらいました。

お正月に・・・

当たり前に生活できることがどれほど素晴らしいか・・駆け回るドナを見て、つくづく実感しました。今も、高い場所の上り下りや抱っこをするときには充分慎重に気をつけていますが、以前と全く変わらず飛び跳ねるドナを見ていると、あの数ヶ月の苦しみは何だったのだろう?と首をかしげたくなるほどです。結局、痛みの原因が関節炎なのかヘルニアなのかはわからないままでしたが、飼主の思いを尊重し、ドナの回復を一番に考えて、ステロイドなどの強い薬をなるべく使わず誠実に対応してくれた獣医さんや、ともに悩み、最善の方法を一緒に考えてくれたビッグウッドの皆さんと巡り会えて、本当によかったと思います。これから生きていく上で、ドナにもマルルにも、きっといろんなことがあるでしょう。けれど、「華」を美味しく食べて、日々を思う存分楽しんで過ごしていれば、少々のことは自分の力で跳ね返せる力をきっと備えていてくれる・・私はそう信じています。ビッグウッドの皆さん、これからもどうぞよろしくお願いします。



ビッグウッドでは、「アレルギー、アトピー、眼病、皮膚疾患、関節炎、内臓疾患など、病気の原因は『食』にある」と伝えつづけてきました。
愛犬の食事による闘病体験や、食事を切替えた改善の体験を募集させていただき、直接お客様に取材させていただいております。
取材させていただいた皆さんともに「同じような病気に苦しむワンちゃんの飼い主さんのお力になれるなら・・・」と力強くおっしゃってくださいました。
どんな改善の体験でも結構です。まずはご連絡ください。基本的には、お電話でのインタビューとなります。後日、その内容を当方にて文章化させていただきます。
★体験記の募集については⇒相談室 佐山へ。