被毛をかきわけてみると、皮膚はボロボロで血がにじみ、あちこちにかさぶたができています。病院で相談したところ、鶏、牛、ラムなど、肉類にはほとんど反応してしまうフードアレルギーだろうということでした。最終的にはお魚とじゃがいもをメインにしたフードを与えていましたが、痒みが続く状態は変わらないままでした。
また、咳も初めの頃は時々痰がからんだようにウェッとしていただけだったものが、だんだんと、夜も眠れないほど咳き込むことが増えていきました。あまりにも咳で苦しそうになるために夜間診療の病院に駆け込んだこともありました。そして気管虚脱との診断を受け、咳止めの薬を続けていたものの、なかなか良くならず、どうしてこの子ばかりが・・・という思いと、指示されたとおりの薬を使っていても全く良くならないことへの疑問が膨らんでいきました。
そんな時、知人に狩の咳のことを話すと、フードと飲み水、普段歩くお散歩の道を変えることで、同じような症状で悩んでいた犬が改善したようだという話を聞きました。
それによると、なるべく化学的な添加物の含まれていない自然素材のみでできたフードを与えること、飲み水についても、水道水ではなく天然のミネラルウォーターや浄水器を通したお水を飲ませること、除草剤などがまかれているような道でのお散歩を避けることなど、普段の生活の中で触れたり身体にとりこむ可能性のある化学物質を極力減らすことで、咳が出なくなったということでした |