【ワンちゃんと飼い主さんの体験記】

はぐくみ通信に掲載した『ワンちゃんの飼い主さんたちの闘病の体験記』を随時
ご紹介させていただきます。
ビッグウッドでは、今後皆様の体験談をご紹介させていただき、お客様の貴重な
体験を次のお客様に伝え、たくさんの愛犬の命が生き生きと輝く橋渡しをさせて
いただきたいと思っています。



『愛犬を守れるのは私しかいないのだから・・・。 』

河原崎 loki(ロキ)ちゃん(静岡県 ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア 4歳 女の子)

lokiが我が家にきて、4年半が経ちます。 この子を迎えるとき、私には心に決めたことがありました。
愛犬を守れるのは私しかいないのだから、生涯健康で長生きできるように、私が納得して選んだ食事だけを与えよう、お医者さんとも上手に付き合いながら、お薬などの力が必要なときには本当に必要なものだけをとりいれて、できるだけ自力で解決できる身体を作ってあげよう、ということです。

こう考えるようになったきっかけは、lokiを迎える以前に、11年間かわいがってきた愛犬”チャチャ”との別れを体験したことでした。

ロキちゃん・・・


元来丈夫で、ほとんど病院にかかることはなかったチャチャですが、さすがに10歳を過ぎると抵抗力も少しずつ衰え、何かと健康を害しやすくなっていきました。当時、私は健康と医療について深く考えることはなく、具合が悪いと思えばすぐに病院へ連れて行き、お医者さんの言われるままに注射や投薬などを続けていたのです。やがて、毎回のようにステロイドを打たれるのに、チャチャが一向に回復せず、薬も切れないままでいることに不安を覚えるようになりました。人間でも、薬を飲みすぎると肝臓がやられてしまうのに、この子はいまやステロイド漬けのようになっている・・・本当にこれで良いのだろうか?けれど、そうした疑問をもちはじめた頃には、すでにチャチャはすっかり弱っていたのです。
薬だけに頼らない方法で治療を考えてくださるという、安心してまかせられるお医者さんをやっと探し当てた時にはもう遅く、その病院へ連れて行った日に、チャチャは力尽きました。もっと早くに気づいていれば・・・悔やんでも悔やみきれず、チャチャが亡くなった後も、あの子を想わない日はありませんでした。
愛犬を亡くすと、もう犬を飼えない、飼いたくないと思う方は多いと思います。けれど私は、チャチャに何か報いることができるとしたら、次に迎える子に、二度と同じような経験をさせないように、健康で幸せな生涯を送らせてあげることではないかと思いました。
そんな想いのなかで迎えたlokiは、食欲旺盛、一度も下痢をすることもなく、すくすくと育ちました。生後半年になる頃、インターネットでアレルギーのことを検索中に、偶然ビッグウッドと出会い、大木社長の履歴に感銘し、即相談室に電話をして以来、事あるごとに相談させていただくようになったのですが、とてもフレンドリーで親切で、lokiを育てていく上での、最も信頼できる『パートナー』となりました。


おできのようなものが・・・

何の心配もなく過ごしていたlokiに突然異変が起きたのは、3歳になる昨年夏のこと。両方のわき腹に1〜2cm大の水を含んだようにぷよぷよとしたしこりができたのです。獣医さんの治療としての抗生物質も効かず、原因はわからないとのこと。lokiは特に痛がる様子もないため、そのままで様子を見ていました。3ヶ月ほど経つとその腫れ物は突然消えてしまい、安心したのもつかの間、今度は右肩に、プクッとしたおできのようなものが出来たのです。それは次第に3つ、4つと背中に増え、つぶれては血膿みを出すようになっていきました。痛みや痒みはそれほど感じていない様子で、食欲も全く衰えないものの、プツプツとたくさんのおできに覆われたlokiの皮膚は一向にきれいにならず、原因も全くわからないことが、私たち家族の不安をかきたてました。
チャチャのように、手遅れになってから気づくようなことは決してあってはならない、今、自分ができる限りのことをしてあげなければと、強く思いました。
自分なりにインターネットなどで調べ、免疫力の低下が腫れ物の一因になっているとしたら、まず食事から見直してみようと、手作り食に『元気な酵素』、『愛犬活力源』、『菜』、『ケルプ』等などを併用するようになりました。
「手作りではバランスはとれない、ドッグフードが一番!」という病院がほとんどである中、最期にチャチャのために力を尽くし、今、lokiを診てくださっている先生は、いわゆる医療用のフードやシャンプーは一切勧めず、飼主の意思を一番に尊重してくださる方だったため、私も安心して、薬を使うのは、本当に必要と思われる時だけにしたいことを伝えた上で、相談にのって貰いました。


数ヶ月が過ぎましたが、lokiの皮膚の腫れは、悪化はしないもの快方にも向かわず、なかなかすっきりしない状況が続きました。そこで、相談室とも話し合いの上、被毛チェックを行い、療法食を作って貰うことにしました。また、病院でも細胞診を行って、よりしっかり調べていただくことになりました。
細胞診の結果は、”自己免疫機能が正常に働けなくなるために皮膚が炎症を起こして腫れあがる”という『化膿性肉芽腫性脂肪織炎 非腫瘍性』とのことでした。
あまり例がない難しい病気ということで、とりあえず、大きな腫れ物は手術で取り除き、小さな腫れは、一旦ステロイドでおさめた上で、再発の予防策を考えることを勧められました。
ステロイドを使用することについてはかなり迷いましたが、自分なりに薬のメリット、デメリットも調べて、ステロイド全てが悪いわけではなく、安易に乱用されすぎることに問題があるのだと考え直しました。まだ若く、今までほとんど薬を使ってこなかったlokiだから、少しの間ならば身体に与える負担も少なくて済むはず・・・考えた末、ステロイドと上手に付き会うことにしました。

『元気な酵素』などのサプリメントをずっと使っていたことも幸いしたのか、除去手術のあともlokiは元気いっぱい!こちらが拍子抜けするほどでした。相談室にもこまめにお電話して、投薬による肝臓への負担を考えて、療法食に肝臓の解毒作用をサポートするハーブを入れてもらうなど、考えられる限りのケアをすべて行っていました。
しばらくすると、小さな腫れものがきれいになくなり、跡はかさぶたになっていきました。それにあわせてステロイドも少しずつ減らしていき、療法食だけで様子を見ることにしました。
そして今、完治ではありませんが、かさぶたがはがれた跡はきれいな皮膚が戻り、腫れものが再発することもなく、療法食も一旦ストップして様子をみていくことになったのです。

家族みんなで、胸をなでおろしています!
こうしてlokiが回復したこと、また、自信を持って私がこの子を育てられるのは、チャチャの存在があったからこそだと思います。
元気いっぱいで毎日過ごすlokiを見ていると、チャチャを思い出し、まるで2匹の愛犬に囲まれているようで、ほんとうに幸せな気分になれるのです。
言葉を話せない愛犬の健康をどう守ればいいのか、何も考えていなかった私の目を覚まさせてくれたチャチャ。また、愛犬のために今何が出来るかを、ともに、親身になって考えてくれる主治医の先生やビッグウッドの相談室、何よりも一緒に悩み、協力してくれる家族にも、心から感謝したいと思います。



ビッグウッドでは、「アレルギー、アトピー、眼病、皮膚疾患、関節炎、内臓疾患など、病気の原因は『食』にある」と伝えつづけてきました。
愛犬の食事による闘病体験や、食事を切替えた改善の体験を募集させていただき、直接お客様に取材させていただいております。
取材させていただいた皆さんともに「同じような病気に苦しむワンちゃんの飼い主さんのお力になれるなら・・・」と力強くおっしゃってくださいました。
どんな改善の体験でも結構です。まずはご連絡ください。基本的には、お電話でのインタビューとなります。後日、その内容を当方にて文章化させていただきます。
★体験記の募集については⇒相談室 佐山へ。