元来丈夫で、ほとんど病院にかかることはなかったチャチャですが、さすがに10歳を過ぎると抵抗力も少しずつ衰え、何かと健康を害しやすくなっていきました。当時、私は健康と医療について深く考えることはなく、具合が悪いと思えばすぐに病院へ連れて行き、お医者さんの言われるままに注射や投薬などを続けていたのです。やがて、毎回のようにステロイドを打たれるのに、チャチャが一向に回復せず、薬も切れないままでいることに不安を覚えるようになりました。人間でも、薬を飲みすぎると肝臓がやられてしまうのに、この子はいまやステロイド漬けのようになっている・・・本当にこれで良いのだろうか?けれど、そうした疑問をもちはじめた頃には、すでにチャチャはすっかり弱っていたのです。
薬だけに頼らない方法で治療を考えてくださるという、安心してまかせられるお医者さんをやっと探し当てた時にはもう遅く、その病院へ連れて行った日に、チャチャは力尽きました。もっと早くに気づいていれば・・・悔やんでも悔やみきれず、チャチャが亡くなった後も、あの子を想わない日はありませんでした。
愛犬を亡くすと、もう犬を飼えない、飼いたくないと思う方は多いと思います。けれど私は、チャチャに何か報いることができるとしたら、次に迎える子に、二度と同じような経験をさせないように、健康で幸せな生涯を送らせてあげることではないかと思いました。 そんな想いのなかで迎えたlokiは、食欲旺盛、一度も下痢をすることもなく、すくすくと育ちました。生後半年になる頃、インターネットでアレルギーのことを検索中に、偶然ビッグウッドと出会い、大木社長の履歴に感銘し、即相談室に電話をして以来、事あるごとに相談させていただくようになったのですが、とてもフレンドリーで親切で、lokiを育てていく上での、最も信頼できる『パートナー』となりました。
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