【ワンちゃんと飼い主さんの体験記】

はぐくみ通信に掲載した『ワンちゃんの飼い主さんたちの闘病の体験記』を随時
ご紹介させていただきます。
ビッグウッドでは、今後皆様の体験談をご紹介させていただき、お客様の貴重な
体験を次のお客様に伝え、たくさんの愛犬の命が生き生きと輝く橋渡しをさせて
いただきたいと思っています。



『この子自身の力で解決できたのは、本当に大きなことだったと思います。』

福岡県 石井様 ハルちゃん(ボストンテリア・4歳 女の子)

我が家の愛犬ハルがアカルスに罹っているとわかったのは、生後半年を迎えた頃でした。
左の頬に時々赤みがでるようになり、様子をみていたところ、そこから首にかけて炎症を起こし広がってきたのです。皮膚のかきとり検査でアカルスがみつかり、すぐに注射と投薬を行ったものの炎症はおさまりません。免疫力の弱さから炎症がひどくなっているとしたら、薬は逆効果かもしれない、と思いました。

ハルちゃん闘病中・・・


根本的に体質が弱い場合、薬での治療は体に大きなダメージを与えがちで、このことは先住犬のブブがアレルギー症状に苦しめられたことで痛感していたのです。
ブブも幼少時からニキビダニに悩まされるなど弱さが感じられる子で、成長するにつれ、今度はアレルギーによる痒みと脱毛がひどくなっていきました。病院の診断では、人の皮膚やふけ、シックハウスなど、家庭犬として普通に生活していくこと自体不可能なほど様々なものに反応するとのこと。当初はステロイドで落ち着かせていたものの、次第に効かなくなって皮膚をかきこわしたり、副作用なのか、体の左右対称に脱毛が見られるようになってしまいました。薬の限界と危険性を感じて、何か他の方法はと模索する中でビッグウッドを知り、ステロイドを止めて食事療法を始めたのです。ホメオパシーを試したり、化学物質に反応しやすいブブのために部屋の塗料や床材を天然素材に変えるリフォームをしたりと、約2年の月日をかけて私たちに出来る限りのこと、考えられる全ての対応策を講じたのです。その結果、少しずつ改善していき、今ではすっかり元気な身体になれました。
ハルも、ブブと同じように自然なもので元気にさせたい。しかし、完治することが非常に困難といわれる全身性アカルスは、自然療法での改善はとても難しいと言われます。何より心配なのが、やっと元気になったブブにうつらないかということと、患部から二次感染を起こしてしまわないかということでした。二次感染してしまった場合、耐えられないほどの痒みが出ると聞いたのです。

まだまだ・・・

迷いながらも、ビッグウッドにお願いして療法食を試してみました。ところが、療法食を始めた途端、身体の毒素排出か、ひどい下痢を起こすようになったのです。
ふけと脱毛も一気に広がり、尾は3日で丸はげ状態に・・・。1ヵ月半頑張ったものの、結局途中でリタイアしてしまいました。その後も様々な自然療法を試し、一時はフケや目やにが治まって喜んだこともありましたが、脱毛は改善が見られず、ひどくなる一方です。
2ヵ月後、再び病院で皮膚のかきとり検査を行ったところ、アカルスが大量発生していることがわかりました。お医者さんは、すぐに投薬と農薬系の薬浴をするように、とのこと。しかし、抵抗力の弱いハルが薬に負けてしまうことは目に見えています。一時的に駆虫できたとしても、またすぐに繁殖してしまうでしょう。
さんざん悩み、薬浴は最終手段として、とにかくこれ以上ダニを増やさないようにと、投薬を行いました。
しかし8日間続けても炎症はおさまらず、副作用か腰の毛がどんどん抜けて象肌のようになってしまったのです。このままではハルの身体は弱る一方。やはり、この子自身の体に力をつけてあげなければ!
再びビッグウッドに相談して、仔犬の頃から使っているスパミール、サプリメントに加え、免疫力を高めるためのハーブやホメオパシーを取り入れて、アカルス根治に取り組む決意をしました。
この方法を始めて1ヶ月半が過ぎる頃、皮膚の赤みがひいて、表面が少しずつしっかりとしてきたような気がしました。しかし脱毛の範囲は広がり、検査でもアカルスは多いままです。自然療法を理解してくださる獣医さんのサポートも受けて、毛穴の油を取って少しでもアカルスを減らすなどのケアをしていました。この間のハルは、頻繁に下痢をしていたせいか、とにかく体力も活力もなく、1日中ふとんに潜ってばかりでした。気分転換させようと抱っこして連れ出しても、頼りなく私の腕に沈み込むばかりです。
3ヵ月半経つ頃には、首から上の頭や耳以外は、全身の毛がなくなり、耳を痒がり、身体全体が臭く、手足の裏から黒い垢がどんどん出てくるようになりました。
傍目にはぼろぼろだったハルですが、同時に嬉しい変化が現れていることに気づきました。この前まで、暇さえあればじっと寝てばかりで、あまり生気を感じさせない状態だった子が、ブブとひっぱりっこをするなど、少しずつ積極的に遊ぶようになってきたのです。ハルが、吠えたり噛んだりという普通の犬なら当たり前のことをする様子が、私たちの目には本当に新鮮に映りました。
自然療法の世界では、症状は最も重要な内側の臓器から改善され、体の外側部分である皮膚や被毛がきれいになるのはいちばん最後だといわれますが、今思えば、この頃のハルも同じ状態だったのかもしれません。
身体の表面はひどくなっているようだけれど、体内からは少しずつ活力がでてきた、という感じだったのです。
そして4ヶ月後、ハルの背中にうぶ毛が生えてきました!ふけだらけだった肌はしっとりとして、手足の裏の垢や耳の痒がりも落ち着いてきたのです。体重も順調に増えていきました。しかし、しぶといアカラスはまだ減りません。脱毛もおさまらず、今度は首もとの毛がどんどん抜けてきましたが、私自身は完治が近いように感じていました。このまま少しずつ体力を回復していけば、きっとアカルスも減ってくる。この子の力を信じよう!
そして、ただでさえ病院が苦手なハルですから、痛みも伴うかきとり検査はしばらく行わず様子を見ることにしました。
それから約半年後、ぼろぼろだったハルの身体は嘘のようにしっかりとした身体つきになり、ぐんぐん被毛がのびてきました。以前と比べてふた回りも大きな身体になり、日ましに元気づいていったのです。かきとり検査では、あれだけたくさんいたアカルスが、ゼロになっていることがわかりました。完治です!!先生と一緒に驚き、喜びあいました。
ハル自身の力でアカルスを撃退できたことで、この子のQOLもぐんと高いものになったと思います。

改善までの道のりは確かに長く、きつい思いをさせたこともあったでしょう。私自身、この方法で良いのかわからず迷い悩んだことも数え切れないほどありました。
けれど、あのままずっと薬に頼り続けていれば、この子は弱く力の出せない身体のまま、何の楽しみも味わえない一生を送っていただろうと思うのです。今、病院にかかることも一切なくなり、毎日いきいきと過ごしているハルを見ると、一時期のつらさも本当に些細なことだと思えます。頑張ったハルをほめてあげたい!
私たちを見守りサポートしてくれた、たくさんの方々、本当にありがとうございました。
この子たちと歩く人生を、これからも思い切り楽しんでいきたいと思います!

すっかり完治しました!



ビッグウッドでは、「アレルギー、アトピー、眼病、皮膚疾患、関節炎、内臓疾患など、病気の原因は『食』にある」と伝えつづけてきました。
愛犬の食事による闘病体験や、食事を切替えた改善の体験を募集させていただき、直接お客様に取材させていただいております。
取材させていただいた皆さんともに「同じような病気に苦しむワンちゃんの飼い主さんのお力になれるなら・・・」と力強くおっしゃってくださいました。
どんな改善の体験でも結構です。まずはご連絡ください。基本的には、お電話でのインタビューとなります。後日、その内容を当方にて文章化させていただきます。
★体験記の募集については⇒相談室 佐山へ。