【ワンちゃんと飼い主さんの体験記】

はぐくみ通信に掲載した『ワンちゃんの飼い主さんたちの闘病の体験記』を随時ご紹介させていただきます。
ビッグウッドでは、今後皆様の体験談をご紹介させていただき、お客様の貴重な体験を次のお客様に伝え、
たくさんの愛犬の命が生き生きと輝く橋渡しをさせていただきたいと思っています。



『犬たちのおかげで、私自身も本当に強くなったと思います。』
広島県 南さん ザイアンくん (トイ・マンチェスター・テリア オス 3歳)

毛も生えそろい、ほとんどきれいになった
ザイアンくん

生後3ヶ月のときに我が家へやってきたザイアンは、4ヶ月の時にはアカラスになってしまうなど、当時から体質の弱さを感じさせる子でした。なるべく質のよいドッグフードを与えるようにして、気を遣っていたのですが、いつからか、嬉しい、楽しいと興奮すると決まって身体のあちこちに、水泡のようなブツブツができることに気がつきました。

発生する場所はその都度異なり、いずれも2〜3時間で治まりはします。お医者さんでも原因はわからず、どうしたものかと思っていると、今度はおなかの毛が薄くなってきていることに気がつきました。

検査の結果では健康状態は問題なかったものの、急にこんなに被毛が薄くなるものなのか、お医者さんもわからないといわれるばかりです。どうしても気になり、友達にも相談するうちに、食事に何か問題があるのでは?と思うようになりました。


生食がいいと聞き、馬肉をメインに、穀類と野菜を組み合わせるという、あるお店が推奨している手作り食を始めたところ、毛艶もよくなり、疲れやすく虚弱だった体質が改善されてきたように思いました。何よりザイが喜んで食べてくれるのが嬉しかったのですが、一番の心配の種であるブツブツのようなものは相変わらず続いていました。生まれ持ったものもあるなら、完全に治すのは無理かもしれないが、なんとか少しでも、と祈る思いで夏を迎えたのです。

が、その年は記録的な猛暑!あの夏は本当に忘れられません。ブツブツは消えるどころか、水疱瘡のようになり、その上にはカサブタがどんどんできてきます。カサブタがとれると毛も抜けて、表面は虫食いのようです。

また、食事についてもお肉がほとんどを占めていた手作り食のレシピは、健康な時ならいいものの、身体が弱っているこの夏場にはヘヴィーすぎ、却って負担なのではないか・・・といてもたってもいられなくなり、以前から気になっていたビッグウッドの相談室へ電話をしました。

実は、以前先代のパピヨンにとお試しセットを注文したことがあったのですが、食べてくれず、フードの使用を断念したままだったのです。

電話相談室では、松崎さんが親身に話を聞いてくださり、手作り食を一旦お休みして、スパミールと元気な酵素、愛犬活力源を始めてみてはとアドバイスをもらいました。ザイにはなんとしても食べてもらいたいと願いながら、すぐに商品を取り寄せたところ、喜んで食べてくれ、切替えもスムーズに完了しました!

けれど、それからいっそう、大変な日々が始まったのです。ブツブツが繰り返して出るようになり、以前は興奮した時だけだったものが、平静時まで出始め、虫食い状態はどんどんひどくなっていきます。解毒作用の一環だと信じながらも不安でたまらず、「顔にできたことがなかったブツブツがとうとうおでこにできた」「鼻のあたまが腫れた」など、何かあるたびに日記に書き込み、ある日たまらず病院へ連れて行きました。けれど、お医者さんに、「ステロイドを打ちましょう」と言われた瞬間、「もうこの子の体に毒はいれたくない!一時的に楽になるだけで何の解決にもならないんだ」と強く思ったのです。

ブツブツが出るたびに私がザイを気遣っていると、先住犬のブジュ(日本テリア、8歳)がザイのそばに寄り添い、「ザイに何が起こったん!?」と震えながら私を見つめるのです。私は思わずハッとしました。「始終不安がってザイをいたわってばかりじゃ、この子たちもますます不安になってしまう。そんな気持ちにさせていては、治るものも治らないんじゃないか?食事できれいな身体に戻すと決心して、ビッグウッドを信じているんだから、何があってもどんと構えていよう!ハゲがあったって、この子はこの子なんだから」と、吹っ切れるようになったのです。私と同じように考え、支えてくれた主人やお友だち、何かあるたびに相談に乗ってくださった相談室の松崎さんの助けも、私の力になりました。

それからは「逆療法」に徹しました。ブツブツができたら、「またできたねぇ!大丈夫、治る治る!」「これ以上ない良いごはんあげとうんやけん、あんた治らんかったら知らんよ!」と明るく楽しく、ザイに話し掛けていました。最初は正直言ってちょっと無理していたと思いますが、何よりもビッグウッドのごはんをあげている自分に自信があったためか、どんどん自然体になってきたようで、声をかけていると、ザイもブジュも、尻尾を振って喜ぶようになりました(笑)。犬は人間が思っている以上に繊細で、飼主の心の動きに本当に敏感なのだとつくづく思います。不安で仕方なかったころ、事細かに記していた日記は、いつのまにか白紙が続いていました。私自身が気にならなくなったから、書くことも忘れていたのでしょうね。

そうして3ヶ月が過ぎた頃、気がつくと、ブツブツが出来る頻度も減り、出てもすぐにひいてしまうようになりました。かさぶたがとれたあとも、きれいな毛が生えてきました。ザイの場合、ためこんでいたものが少なかったのでしょうか。幸運なことに、比較的短期間で出し切ってしまったようです。

今ではまだ時々ぶつぶつが出ることがありますがすぐに消えてしまいます。また、毛もきれいに生えそろい、以前のような不安もなくなりました。


昔は神経質で潔癖症だった私ですが、犬と暮らすようになってから随分変わりました。ザイやブジュ、先代の子たちのおかげで、本当に強くなったと思います。先代の子にしてあげられなかった分まで、ザイとブジュに、充実した、しあわせな一生を送らせたいと思います。

ブジュはいろんなことをザイに教えてくれ、ザイはブジュを頼れるお兄ちゃんとして慕っています。また、もともと人見知り、犬見知りだったブジュは、誰とでも仲良くなって楽しそうに遊ぶザイを見ていて、「友だちっていいもんなんだな」と思ったのか、自分から少しずつ、他の子に挨拶できるようになり、仲良しも増えてきました。これまでのことを思い起こすと、「やっと会えたか!ビッグウッド」というしみじみした想いがこみあげてきます。

これからも、私たちの良きサポーターでいてくださいね。

頼れるお兄ちゃんブジュくんと
ザイアンくん



ビッグウッドでは、「アレルギー、アトピー、眼病、皮膚疾患、関節炎、内臓疾患など、病気の原因は『食』にある」と伝えつづけてきました。
愛犬の食事による闘病体験や、食事を切替えた改善の体験を募集させていただき、直接お客様に取材させていただいております。
取材させていただいた皆さんともに「同じような病気に苦しむワンちゃんの飼い主さんのお力になれるなら・・・」と力強くおっしゃってくださいました。
どんな改善の体験でも結構です。まずはご連絡ください。基本的には、お電話でのインタビューとなります。後日、その内容を当方にて文章化させていただきます。
★体験記の募集については⇒相談室 佐山へ。