
時代が望む自然のながれ〜みんな本物を探している、
みんな本当のことを知りたい、、 だからビッグウッド
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「愛犬ジャーナル」(新ジャーナル社発行)からビッグウッドの大木社長へ
のインタビューのダイジェスト
ビッグウッドの社長、大木政春はこだわりの人である。
こだわりでなければ信念の人である。愛犬の死がきっかけとはいえそのモチベーションがドッグフードの機械まで つくりだすというのはやはりただものではない。
あるスポンサーの勧めで23歳で建築会社をたちあげた大木はその一年半後には年商 16億円の会社にしてしまう。バブリーな頃ではあったけれどもその才覚はだれもが認
めるところ。御多分にもれず会社が終われば銀座にくりだし朝まで遊びそしてそのまま 会社へ御出勤という生活。
しかし、そんな生活をだらだらつづけられるほど大木は俗物ではなかった。本来自分がやりたいことをその頃から探っていたのだ。大木の出身地である宮崎県の野山で一緒にあそんだ愛犬、その犬を死なせてしまったのは今ちまたにあふれている薬ずけのドッ
グフードではないかと思うようになったのだ。それでは安全なドッグフードを自分でつ くってしまおうと思ったところから今日のビッグウッドがはじまったといえる。
あつい決心を胸にアメリカに渡った大木は衝撃的な場面に遭遇する。
数ある有名なド ッグフードメーカーに見学を断わられた末にあるドッグフード工場を見学したときのことだ。なんとそこの従業員があの防毒マスクをつけてドッグフードをつくっていたのだ。
そこの従業員は自信をもってこのホルマリン漬けのフードが完全消毒で安全であると 自慢するのだった。
みずからの手で防腐剤など使わぬドッグフードをつくろう。会社をやめ25歳になっ た大木の手づくりの安全なドッグフードづくりの孤独な戦いが始まる。しかし孤軍奮闘
のなかで大きなサポーターがあらわれる。宮崎大学の黒田教授との出会いだ。16年にわたる教授の研究のレシピを製品化し実用化するにはフードをつくる機械を開発すると
ころから始めなければならなかった。
新しいことを始めるのは勇気がいることであるし孤独でもある。5年半の長きにわた って開発研究はづづけられるがその間に親に勘当、妻には逃げられるという代償を支払うことになる。
そうして完成されたビッグウッドの商品には今はやりのこだわりなどと いう言葉などでは言い尽くせない哲学というものさえ感じられる。
ではその哲学とはなにか。それは「ここには本物がある」 今でこそ3000人近いユーザーがいるにもかかわらず、まずは家庭での手づくりの 愛犬食をすすめ、それができないお客様にはビッグウッドの商品を勧めるという徹底ぶ
りだ。
大木は犬文化を日本の地で確立したいと思っている。犬文化を確立するにはやはり犬にそれなりのしつけをすることが必要である。犬の訓練はおもにドッグスポーツを通じ
て行われる。アジリティーやディスク犬など犬のマナーを仕込むには事欠かない。欧米 のように人と犬が共存共栄していくには最低限必要なことである。犬とレストランへ行
ったり、電車で犬とともに旅にでるのが当たり前の国にしたいと思っているのだ。
最近の大木はドッグスポーツにむけて犬用の新しいスポーツドリンクを開発中だ。有 名になったバームに犬の栄養吸収理論にあった豚の血液をくわえたもの。
まだまだ大木の頭のなかには犬文化の向上のためのアイディアがあふれているのだ。
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