日本自然治療研究所


ホメオパシーとは?

今、世界で注目を集めつつある21世紀の医療!
家族みんなのための自然薬ホメオパシーとは?

ホメオパシー(homoeopathy)はギリシャ語で、『homoeo』は”同じ”、『pathyha』は”病気”とか”療法”という意味です。
続けると”同じ療法”。「同毒療法」と訳されることが多い言葉です。

その名のとおり、病気の症状と同じような症状を引き起こす物質をごくごく、本当にごく微量だけ体内に入れることで、逆に病気を治そうという治療です。
簡単にいえば「毒を持って毒を制す」ということになります。

いっけん「なるほど」と思わせますが、通常の病院の治療とは、全く異なります。
アロパシー(いわゆる現代医学)は、逆症療法(治療する病気の引き起こす症状とは別種の状態を積極的に生じさせ、後者によって逆者を消滅させる対処療法)、ホメオパシーの対極にあたる治療になります。
つまり熱が出たら冷やす、下痢なら下痢止め、細菌感染は薬で菌を殺す、皮膚病にはステロイドで押さえ込み、腫瘍や潰瘍は、その部分を手術で切り取ればいい。

ところがホメオパシーは、それぞれの病気の原因に対し、同じ様な症状を引き起こすもの(似て非なるもの)で、症状を取り除きます。
ホメオパシーは、約200年前にドイツ人の医師であるサミュエルハーネマンによって発見されたヒーリングの全ての体系(システム)です。

基本的に毒を持って毒を制するという考えを基に、診断処方する洗練された学問として発達し、ヨーロッパやほとんどの英語圏では手軽に入手できます。
特にイギリスでは、王室専用メーカーまで存在し、専門家が王室の主治医だったり、国家資格や専門病院があるほど一般に普及しています。
ホメオパシーのレメディー(種類)には、回復のプロセスによりたくさんの種類があります。
代表的な例では『ウルシをホメオパシー治療薬として薄めたものが、痒みや、火傷を和らげる効果がある』ということです。(ウルシはラテン語で毒性樹ホールズとして知られています。)
ホメオパシー治療薬は樹木、動物や鉱物界から取れるわずかな物質からできていて、全て自然な物です。
これらの物質は、1億倍以上にまで薄められ、そのためにホメオパシー治療薬は有害な副作用を一切含まないのです。
科学者達はホメオパシーについて、『微量ながらも体の中でとても活動的な酵素やホルモンの様な働きをする』と考えています。

ホメオパシーは1790年に始まって以来、実に何万人もの人間とペットを助けてきました。
その成功は世界各地(日本以外)でみられ、ヨーロッパでは100万人以上が定期的に用いています。
ついでまでに書きますと、アメリカでは歴史的事実として国のはじめの頃、ホメオパシー医学学校が一番格式が高かったといわれているようです。
でも、残念なことに、その後、速効性のあるアロパシー(現代医学=化学療法)の出現により状況は変わってしまいました。

そして今日、ヨーロッパやアメリカでは、薬の毒性についての理解が深まり、健康に有害なことがわかってきたため、ホメオパシーがまた盛んになってきています。
世界で何万人もの人々がホメオパシーとその効果に気付きはじめているのです。