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今月のお客様写真 2007年




<12月> 内藤 みうちゃん&嵐くん(キャバリア 女の子&男の子 いずれも1歳)

▲みうちゃん


▲嵐くん





 
 
 
 


今年最後を締めくくるのは、東京・自由が丘本社スタッフ・内藤の愛犬、みうちゃんと嵐くん。
元気いっぱいのちびっこ兄妹です。

内藤家の先代ワンは、2003年度のお客様写真館でもご紹介した、シーズーのマリンちゃんとミルキーちゃん。
マリンちゃんは昨年の6月、17歳の天寿を全うし、ミルキーちゃんがまるで後を追うかのように、その10月に14年の生涯を閉じました。相次いで愛犬2頭を亡くした家族の悲しみとショックは、言葉では言い表せないほどだったそうです。

「マリンとミルキーを亡くして気づいたのは、愛犬を失った痛みや悲しみがどれほどかは結局、経験しなければわからないということ。それまでにも、愛犬を亡くされた飼い主さんと直接、お話をさせていただいていましたが、心底、同じ想いを共有できるまでには至らなかったと思います。今まで当たり前のようにそばにいた彼らが、どれほど大きな存在であったか・・・あの子たちを失って、痛いほど実感しました。この子たちを看取る経験を経て、いっそう、お客様の悩みや想いに近づけたような気がしています。」

それから新しい家族を迎えよう、と思えるまでにはやはり時間が必要でした。

「思い出すと涙が出てきてしまうことには今も変りありませんが、昨年の暮れ、やっと気持ちの整理をつけて、次の子を迎える決意をしました。」

そして巡り合ったのが、みうちゃんと嵐くんでした。

「初めは、みう1頭だけのつもりだったのですが、ブリーダーさんのもとへ見に行くと、2頭一緒にぽつんと残っていて・・・。聞けば、生まれたのも2頭だけで、引き取り手がみつからないまま、生後4ヶ月を超えてしまったとのことでした。」

1頭を連れて行けば、残った子は本当にひとりぼっちになってしまう。そう思うと、とてもおいていくことは出来ず、帰路の車の中では2頭一緒に迎えようと腹をくくったそうです。
こうして、新たに家族が加わった内藤家。それまでの静かな生活は一変しました。
とにかく元気あふれる仔犬たちは、一時もじっとしていません。
「2頭ともほんとに好奇心旺盛。人も犬も大好きで、お散歩中遠くに誰か発見しようものなら、挨拶したい、遊びたいと大騒ぎ!それは1歳になる今も変りません。20年近くの間、どちらかというと静かな性格のマリンとミルキーとの生活に慣れていただけに、犬によってはこうも違うものか!?と、カルチャーショックを受ける日々です(笑)。」

新鮮な驚きに加え、新たな発見にあふれる毎日でもあります。
「ハウスに慣らしておくことの大切さ、便利さにも気づかされました。短時間のおでかけや来客時など、家でおとなしくしていてほしい時は、ハウスに入っていてもらいます。こうすることで、ヒトもイヌも安心していられるんだと分かったことは、私にとって大収穫でした。」

内藤家の仲間入りをして、もうすぐ1年。 嵐くんの去勢も無事終わり、2頭は初めての冬を迎えます。
来年も、喜びと楽しみにあふれた毎日でありますように・・・。

内藤より一言・・・
「11月から12月にかけて開催予定の、ビッグウッド大木による無料セミナーでは、食事の大切さ、手づくり食のこつをはじめ、愛犬との生活をよりよいものにするための情報をたくさんお伝えします。ご自分なりのワンコとの暮らし方で、新しい出会いを通じ、知らないことの多さを改めて感じている今日この頃、もう一度原点に戻り勉強できる良い機会だと思っています。皆様お誘いあわせの上、是非いらしてください!ビッグウッドをお使いでない方も大歓迎です。たくさんの飼い主様とお会いできることを、楽しみにお待ちしています!」

愛犬を育て、十数年共に暮らし、そして看取った経験。そして、新たな家族を迎えて学んだこと・・・犬たちが教えてくれた、たくさんの大切なことを、お客様へのよりよいサービスや、製品づくりのために、役立てていきたいですね。
本年もビッグウッドをご愛顧いただき、誠にありがとうございました。
2008年も、愛犬と飼い主様のよりよいサポーターとなれるように、また、犬たちのよりよい健康のために、ビッグウッドはがんばります!
来年も、どうぞよろしくお願い致します。




<11月> 赤川 小狼(シャオラン)くん(7歳)、美日(ビビ)ちゃん(6歳)、
更沙(さらさ)ちゃん(4歳)、羽抱(はぐ)ちゃん(2歳)、
優璃(すぐり)ちゃん(2歳)、八雲(やくも)くん(1歳)、
日和(ひより)ちゃん(1歳)、出雲(いずも)くん(5ヶ月)
(いずれもケアンテリア)




▲子供の頃







 
 
 
 


今月は、総勢8頭!と一緒に、にぎやかな毎日を送る、赤川さんファミリーをご紹介します。

小さい頃から、犬と慣れ親しんできたという赤川さん。

一人暮らしを始めた7年前も、犬を家族に迎えることを一番に考えたそうです。

「今でこそ、ケアンテリアの大家族となりましたが、初めからこの犬種!と決めていたわけではなかったんです。たまたま訪問したブリーダーさんで、小狼と出会ったのが始まりでした。口もとの黒い毛が、漫画に出てくる泥棒の黒ひげのようで、かわいかったですねぇ(笑)」

小狼くんと出会い、すぐに“この子だ!”と閃いたものの、当時ケアンテリアという犬の特徴についてよく知らなかったという、赤川さん。まず、その犬種について気質や、どんな仕事をしてきた犬なのかを調べることから始めたそうです。

「小型ながら、かなりの運動量を必要とする、エネルギーのかたまりのような犬だと知りました。そこで、お散歩や運動にしっかり時間が割けるのかどうか考えて、環境を整えることから始めました。」

そうして、万全の準備を整えてから、小狼くんを迎え入れたそうです。

「それからは早かったですね。1年後には美日も加わっていました。余裕をもって愛情をかけてあげるには、2頭が限度だと思っていたんですが、その頃出会った主人のたっての希望で、仔犬の更沙を迎えることになりました。主人にしてみれば、更沙が初めて育てた子。特別の思いがあるようで、今でも一番のお気に入りです!」

更沙ちゃんを迎えた頃、赤川さんは、犬たちの食事の大切さについても考えるようになりました。

「きっかけは、美日の身体によく出ていたフケでした。当時はブリーダーさんから勧められたフードを使っていましたが、一向におさまらなくて・・・。小狼と違って黒い被毛だけに、目立っていたのかもしれません。いろいろ調べて、食事を見直すことで体質が改善するのでは?と思いました。」

それからは、よりよいフードを求め、手作り食にもチャレンジするようになったそうです。

「手作り食に理解を示してくれる獣医さんに出会ってアドバイスを受けられたことも、幸運でした。同じ頃、友人からビッグウッドのよさを聞き、フードやサプリメントを試すようになったんです。」

更沙ちゃんは、『スパミール』『スパシチュー』で、すくすく育ち、その後家族に加わった、優璃ちゃん、羽抱ちゃん、八雲くん、日和ちゃん、出雲ちゃんも、“成長期には『スパミール』“が定番になったそうです。

「ただ、8頭全てに『スパミール』『華』をずっと続けるのは金銭的に厳しいので(笑)大人になってからは、手作り食をメインに、他のナチュラルフードを使ったりもしています。」

なんと赤川さん、今では8頭分の夕食を、毎日作っているそうです。調理中の楽しみは、なんと言ってもそばに座ってママを見つめる、16個のまんまるい目!お皿が触れ合う音、食材をとりわける音、香り・・・8頭皆が、身体を乗り出さんばかりにして、ママの動きを見守ります。

「病気になる前に、まず予防!健康な身体づくりは、食事が基本になると思っています。季節にあった食材で、楽しんで作っているのですが、周りから見ると8頭分の食事づくりは、とても大変に映るようで、よくやっているね!と言われることもたびたびです(笑)。」

寒くなるこれからの季節は、身体を温めるラム肉、旬の新生姜なども意識してとりいれたいとのこと。

「『スパシチュー』をいれてあげる時は、皆大喜びです。特に『お魚ミックス』はお気に入りですので、毎月忘れないように取り寄せています。ビッグウッドの良さは、手作り食をサポートしてくれるサプリメントが充実していること。ビッグウッドを知る前は試行錯誤で、栄養バランスをいつも気にしなければなりませんでしたから、『菜』、『イースト』が手元にあると、とても心強いです。」

美味しい食事は、ワンたちのこころも身体も、満足させてくれる様子。

「ペロリとたいらげる姿に作り甲斐を感じますし、満たされた表情で眠るのを見るだけで、嬉しくなります。」

ママの愛情たっぷりごはんでしっかり体づくりをしている赤川さんファミリーは、皆、病気知らず。
追いかけっこ、ボール投げではエンドレスで駆け回り、山登りでは、皆、我先にと飛び跳ねていくそうです。

「遊び疲れても、数分横になって息を整えればすぐ復活!7歳の小狼を筆頭に、本当に疲れを知りません。私たちも、この子たちから元気をもらっているなぁ、と思います。」

ともに生活をしていると、それぞれの性格の違いが見え隠れして、毎日が新たな発見です。

ママ一筋の子、図太い子、犬見知り、人見知りする子、またその反対に、どんな人や動物でもウェルカムな子、自分をしっかり主張する子、冒険心あふれる子、用心深い子、要領のいい子・・・。

8者8様の性格で楽しませてくれるワンたちですが、ママには甘えん坊で忠実なところは、皆同じ!

いつも笑い声が絶えない、にぎやかな赤川さんご一家でした♪







<10月> 宇都宮 竹千代くん(ラブラドル・レトリバー 6歳半 男の子)

▲竹千代くん











▲仔犬の頃の竹千代くん


▲仲間たちと


▲パン屋さんでは竹千代くんがお出迎え


▲お店のあちこちに竹千代くんがいます

 
 
 
 


今月のお客様は、ママの手作りごはんと、『華』『スパシチュー』をこよなく愛する、竹千代くんです。

竹千代くんは、福岡市南区で大人気の、売り切れ御免の小さなパン屋さんを営むお姉さんと、ワンちゃん用のウェアや小物を手作りしている妹さんと一緒に暮らしています。お姉さん手作りのパン、妹さんがつくる美味しいクッキーは、竹千代君の大好物!

ビロードのような、つやつやの被毛は、愛情たっぷりの手作りごはんの賜物です。

「3年前までは、良質だと聞く外国産のフードを使っていましたが、製造、パッケージングされてから船で日本に届くまでにかかる日数や、その間、温度管理もされていないコンテナで運ばれることを考えると、鮮度、保存性に、どうしても不安がありました。」

そしてもうひとつ、宇都宮さんを心配させていたのが、竹千代くんの消化力が低いことと、外耳炎を起こしやすかったこと。

「幼い頃から、消化不良を起こしがちで・・・・。フードもたびたび吐き戻していました。また、耳を掻いては赤くなり、黒っぽい耳垢がたまりやすく、匂いがあることも悩みでした。」

食事も関係しているのでは、と考えた宇都宮さんは、竹千代くんが3歳半になる頃、手作り食の良さを知って、切り替えることにしたそうです。
とはいえ、軟便を起こしやすい竹千代くんのためには、調理方法や食材にも、工夫が必要でした。

「手作り食に詳しい人に教えてもらい、初めは葛湯から与えました。ごはんを普通に煮込んだだけでは消化が難しかったので、圧力釜でかなりやわらかく調理したり・・・慣れないうちは試行錯誤でしたが、フードだけをあげていた頃に比べて、竹千代の喜びかたが全然違うんです!食材が入ったタッパーをあけるだけで、飛んでくるようになりました。」

続けるうちに、その時のおなかの調子にあった与え方なども工夫できるようになり、手作り食の幅が広がっていったそうです。

竹千代くんも、いろんな食材の香りやおいしさを楽しむようになりました。

「一度味と香りを知って、気に入った食材は、すぐに覚えてしまいます。特にイチゴには目が無くて、台所にあるのをかぎつけると、そばを離れません。夏場は、何は無くともゴーヤ!1日1本、ぺろりと食べます。ゴーヤを食べ始めてから、外耳炎も減ったんですよ。」

こうして、旬の食材をとりいれた健康的な食生活を楽しむようになった、竹千代くん。

しかし、仕事を抱えた宇都宮さんには、手作りが負担になる日もありました。

「大型犬だけに、1度に食べる量も多く、食材が足りない日もありますから・・・。とても作っていられないという時や、仕事が忙しく、知人に竹千代を預けなければならない時は、市販フードを使っていましたが、手作り食と同じくらい安心して与えられるフードや、手作りを簡単に、おいしくできるものがあればな、と思っていました。」

そんな時、街中で暮らす竹千代くんの発散のためにと通っている、貸切制ドッグラン『ビッグウッド糸島ウエランカラ』で、ビッグウッドのフードやおやつを知ったそうです。

「話を聞き、カタログを見て、こんなフードなら安心して食べさせられる、と思いました。『スパシチュー チキンテール』を試しにあげてみると、こちらが驚くほどよく食べてくれたんです。お皿がからになっても、ずうっと名残惜しそうにお皿をなめ続けていて・・・こんな竹千代を見るのは初めてで、驚きました!」

本来、ドッグフードよりも断然手作り派の竹千代くんですが、『華』 を与えてみると、ガツガツと大喜びで食べてくれたそうです。

それ以来、竹千代くん宅には、ビッグウッドの食事とおやつが常備されるようになりました。

一番のお気に入りは、『スパシチュー お魚ミックス』!毎月の限定発売日を欠かさずチェックしています。

「フードもおやつもまとめて、かごにいれて置いているのですが、竹千代は、そこを通るたびに、ひとつひとつ、じっくりとにおいをかぐんです。”あるぞあるぞ、まだあるぞ”って確認しているようで、笑ってしまいます。たまにウンチがゆるくなっても、『エンザイム』を 数日与えればいれば安定するようになりました。今は何の心配もありません!」

いつもまんまるい目をきらきら輝かせてあいさつをしてくれる竹千代くん。

その存在は、ご家族の心を穏やかにして、ひとつにまとめる大切な役割を果たしています。

「争いごとが嫌いで、姉と私が口論をすると、なだめるように割って入り、私たちを交互に、ぺろぺろなめます。それも無視して言い合っていると、しょんぼりとして別の部屋へ行き、無言の抗議をするように私たちに背を向けて丸くなってしまいます。それを見ると、けんかを続ける気も失せてしまい、”竹千代が悲しむから止めよう”と、丸く収まるんですね。」

平和主義の竹千代くんは、人間同士の小競り合いの取りまとめにも、イヌとしてのシグナルを駆使して、上手にコミュニケーションをとろうとしているようです。

家庭内だけでなく、お姉さんが切り盛りするパン屋さんのマスコットキャラクターとしても活躍中の竹千代くん。
竹千代くんをモデルにしたトレードマークが、パッケージやお店の看板をにぎやかに彩っています。
全粒粉、すりごま、黒糖など、身体にやさしい素材だけでつくられた、愛犬と一緒に食べられるクッキーは、あっという間に売り切れる人気商品のひとつ。
いつも出来立ての一番おいしいところを味わうのは、もちろん竹千代くんです。

「典型的なひとりっこの甘えん坊で、私たちと別の部屋にいる時も、1時間に1回は、"いるかないるかな?"と心配そうに確認に来ます。」

無邪気でのほほんとして、おおらかで優しく、ちょっとだけこわがり・・・そんな性格は仔犬の頃から変わらない、竹千代くん。

その愛すべきキャラクターは、ウエランカラ糸島でも、人気の的です。

竹千代くん、これからも元気な笑顔で、周りにしあわせを運んでくださいね〜!




<9月> 本嶋 幸(さち)くん(オールジャパニーズ・推定5〜6際・男の子)










▲相棒・球磨くんと一緒に。

 
 
 
 


幸くんと本嶋さんとの出会いは、昨年の6月。仕事で訪れた小さな田舎町を、車で回っていた時のことでした。

「道の向こうに、うす汚れてとぼとぼと歩く犬を見つけました。迷子かと車を停めてみると、しっぽをふり、タタッとこちらに駆け寄ってきたんです。」

近づいてきたその子をよく見ると、げっそりと痩せていて、まさに骨と皮。目ばかりギョロギョロしており、皮膚病を患っているのか、あちこち毛が抜けて皮膚が見えていました。

「首輪もしておらず、見るも哀れな状態で・・・これは迷子なんかじゃない、捨てられた子だと思いました。」

その場は、仕事を控えていたこともあり、後ろ髪を引かれる思いで立ち去った本嶋さん。
けれど帰宅してからも、脳裏に、ぽつんと佇むその姿が焼きついて離れませんでした。

「人間に捨てられて、ぼろぼろの状態にも関わらず、私を見るなり、嬉しそうに駆け寄ってきた。あんな身体になっても、人を恋しがって、助けてほしくて飛んできたことを思うと、あの子が不憫でなりませんでした。」

けれど、冷静に考えると、“かわいそうだから”という理由だけで簡単にあの子を助けて良いのか、という疑問が芽生えます。「助けるということは、その子の一生に責任をもつということ。見る限り、健康状態はかなり問題がありそうで、私自身、仕事がある以上、どこまでケアをしてあげられるのかもわかりません。それに何より、我が家には、球磨(くま)という先住犬がいますから、あの子とひとつ屋根の下でうまくやっていけるのかと・・・不安の種は尽きませんでした。」

けれどそれでも、“今ここであの子を助けなければ私は一生後悔する”という思いのほうが、ずっと強かったそうです。
「そんな後悔を抱えてこれからの毎日を過ごすよりも、あの子と一緒に苦労する道を選んだほうが、まし。
自分が後悔しない道を選ぼうと決意しました。」

本嶋さんは、翌日から、いつその子を見つけてもいいようにと、カラーとリードを車に載せて仕事に出るようになりました。出会ったあたりを車で探しまわったものの、姿はありません。

どこかで息絶えてしまったかもしれないと諦めかけた、1週間後。
なんと、出会った時と同じ場所、同じ時間帯に、あの時のようにとぼとぼと歩いている姿を発見したそうです。

「良かった、生きていてくれた!という思いで車を停めるとまた、あの子はしっぽを振りながらそばに寄って来たのです。この時とばかり、すぐに車に乗せ、その足で病院へ連れて行きました。病院への道中、これからのこの子の一生が、ずっとしあわせなものであるように、との願いをこめて、「幸」(さち)と名づけました。」 病院で診断を受けたところ、大量のノミが寄生しており、そのアレルギーにより皮膚病がひどくなっていることがわかりました。そして、お医者さんが“これまで見たことがない”というほどたくさんのフィラリア成虫がいたことも・・・。

「自然の多い農村地帯でおそらく長い間放浪していたのでしょうから、フィラリア感染は覚悟していましたが、それでも幸のエコー写真は衝撃的でした。心臓にびっしりと、真っ白い成虫がいるのです。ショックのあまり、声を上げて泣いてしまいました。これほどひどくフィラリアの成虫が心臓に寄生していて、この子は本当に生き延びられるのかと、不安でたまりませんでした。」

沈んだ気持ちで家に連れ帰り、幸くんを家族に加えた新しい生活が不安とともに始まりました。

「しかし、私の不安を払拭するかのように幸は元気いっぱいでした。咳はたびたびするものの、食欲も旺盛、胃腸も丈夫。心配された球磨との関係も、1ヶ月ほどかかりましたが、次第に互いの存在を認め合い、うまく共存できるようになって・・・。そんな姿を見るうちに、この子には、まだまだ生きようとする意欲と力がある、私が諦めていては、幸がかわいそうだと思うようになりました。」

そうなると、不安な思いも薄らぎ、勇気がわいてきたそうです。

「病院では、フィラリアについて悲観的なことも言われましたが、昔、病院通いが絶えなかった球磨の経験から、お医者さんの言うことがすべてではないということも学んでいました。何より、幸が“生きたい”と願っている。それなら、私はそのために精一杯、手を尽くしてやるだけです。なるべく薬を使わず、身体にも安全なハーブで元気にさせてやりたいとも思いました。しかし、かなり重度のフィラリアなので、ハーブでは追いつかないだろうと断念しました。」

そして、なるべく幸の身体に大きな負担をかけずに、できるだけ早く虫を退治できるよう、獣医さんとも相談しながら、投薬治療を行うことに決めたそうです。 幸くんの食事は、球磨くんと同じ『華』に、手作りスープ。アレルギー体質で、消化力が弱かった球磨くんは、2年前、『華』を食べはじめて以来、みるみる元気になっていったそうです(この時の球磨くんの経験は、2007年10月の「はぐくみ通信・お客様体験記」にてご紹介します)。

「『華』で変っていく球磨を見て、食事の力を実感していましたから、幸にも、少しでも良い食事をあげることで、せめて身体の基本はしっかり作り、薬のもたらす副作用に負けない力を与えてあげようと思いました。」

フィラリアの影響で、腹水がたまりやすくなっていることから、出来るだけ水分をとらせ、おしっこを出してあげることにも気を遣っています。

「1年経った今も、薬によるフィラリア治療は続けていますが、咳の頻度はずいぶん減りました。脱毛がひどい状態だったところにも被毛はきれいに生えそろい、口臭もあまり気にならなくなりました。ぼろぼろで弱りきっていた保護当初を思うと、信じられないほどです!あんなにたくさんのフィラリアを抱えた身体で、これほど回復できたのは、『華』の力あってこそだと思います。」

本嶋さんが、1日で一番幸せを感じるのは、幸くんが、ベッドで力を抜いてすやすや眠っている姿を見る時だそうです。

「我が家に来るまで、どれほど不安な思いでさまよっていたかを思うと、無事でいてくれたことに、感謝の念を抱かずにはいられません。球磨とも最良の相棒になり、いつも互いの姿を確認しているようです。」

長い放浪の末にやっと、すばらしい飼い主さんと巡り合えた、幸くん。

1日も早く、フィラリアが完治して、ますます元気に過ごせるよう、ビッグウッドも応援しています!




<8月> 山村 加太くん(ヨークシャーテリア・4歳 男の子)

▲家に来たばかりの頃。とても小さく、よく生きていたね〜などと言われ、ショックを受けていました。


▲お友達のマロンちゃんと。ふたりして熱心に見つめる先には、美味しいごはんが…。


▲会社にて、癒しのお仕事が終わり、ご褒美をもらってお腹いっぱいです。


▲おいしいごはんを前に、目をキラキラさせて待っています♪


▲ママのひざの上で。遊びつかれて動けなくなってしまいました。

 
 
 
 


今月のお客様は、2年前の5月、はぐくみ通信「ワンちゃんと飼い主様の体験記」に登場してくれた、加太(かぶと)くんです。

仔犬の頃は、咳をしてばかりで体力がなく、食も細かった加太くん。

「食べるにしても、しぶしぶ仕方なく食べるという様子で残してばかり。しかも同じ中身のものがほんの数日続くと一切口をつけなくなるなど、とにかく飽きっぽく、しかも頑固。放っておくと、4日くらい何も食べずに我慢していました。スパミールも、初めは喜んでいたのですが、それだけだと食べが悪くなってしまって・・・・。
やっと見つけたすばらしいごはん、なんとか飽きさせるまい!と、あれこれ工夫するようになりました。」

鰹節やすりおろしたにんじん、ごまなどをトッピングしてみたり、『スパシチュー』を混ぜてみたり。
いかにして食欲を高め、選り好みをさせず、バランスのよい食事をとらせか・・・。
山村さんの試行錯誤は続きました。

「『スパシチュー牛肉の角切り』のように、お肉の形が残っていると、それだけを器用によりわけて、肝心の『スパミール』を食べなくなってしまうので、ミキサーでトロトロ状態にしたり、大好物の『元気な酵素』やお野菜を、『スパミール』を食べたあと、ご褒美のように出してあげたり・・・そうすると、食べたい!という気持ちが盛り上がるようで、『スパミール』を食べ終わると、私の顔を何度も見上げて、催促するようになりました。」

そうなると、ますますおいしく食べてほしい!ママにも力が入ります。
「私もだんだんこつがつかめてきて、加太がそろそろ飽きてくるかな、と感じたら、その前に「どうだ!」の、とっておきのごはんを出しています。とっておきとは言っても、豪華なものではなく、身体に良い食材で、見た目や香りも変えてトッピングに工夫する・・・といった程度ですから、他のママさんたちも毎日なさっていることと思うのですが・・・自分では、素晴らしい母!と、自己満足してます。(笑)もちろん、日頃からお散歩や運動には力を入れて、気持ちよくおなかをすかせる”下準備”も怠りなく続けています。」

そして、以前は残して当たり前の、1日の中でも憂鬱な時間だったごはんタイムは、ママにとっても加太くんにとっても、一番楽しみな時間となりました。
ママの愛情と努力の勝利ですね!
「最近では、加太はごはんのしたくを始めるそばから、熱い視線で私の一挙一動を見つめるようになりました。野菜のかけらが落ちてこないか?おこぼれがないか?と目を皿のようにして待ち受けています。自分用のごはん器は特にしっかり観察していて、お野菜をいれたり、スープを注いだりするたびに、乗り出すように見つめるのがおかしいんです。変われば変わるものだと感心しきりです。」

また、新たな発見もありました。
「『華』は、あまり好きではなく、小さく砕いたりして、混ぜ込んで食べさせていたのですが、新しく出た『ちび華』は、加太にとってはジャストサイズで食べやすかったのか?これだけでも大喜び!以来、加太の基本食は『ちび華』になりました。香りも味も同じなのに、大きさが違うだけでこんなに食いつきが違うなんて、ヘンな子ですねぇ(笑)」

2年前までは、血液検査の肝臓の値がかなり高く、心配させられた山村さんですが、昨年、今年の定期健診では、数値はベストの状態に!お医者様も太鼓判を押すほどの健康体に、変化をとげました。
「柔道で言えば黒帯をもらえるくらいかな?仔犬の頃は、こんなに弱い身体でいつまで生きられるのかと、不憫でなりませんでしたが、今では我が家で一番の元気者です!食事って本当に、身体を作る大切なものだと実感しています。」

今年も蒸し暑い夏が訪れましたが、加太くんは相変わらず絶好調。
お休みの日には、パパとママ、時にはお友達のワンたちも一緒に、車でキャンプや旅行に出かけます。
平日も、ママの会社にともに出勤して、”広報部長”としても活躍中。
「自分の居場所をしっかり確保して、いっぱしの社員のような顔をしています。主な役目は、お客様の接待や、スタッフの気分転換のお付き合い・・・それ以外の時間は、ヘソ天ですやすやお昼寝。羨ましくなりますね(笑)」
そんな無邪気な加太くんの姿には、職場の皆さんの疲れを癒す、不思議な力があるようです。

「電話が長くなって加太を放っておくと、後から携帯電話をソファの下におしこんだり、とりこんだ洗濯物の中から、くつしたをかすめて自分のベッドにもっていったり・・・そんないたずらも、日々の楽しみになっています。仔犬時代からの苦労があっただけに、今こうして元気で家族で笑いあえることの有難さをしみじみ感じます。ビッグウッドさんには、これからもお世話になります!」


加太くんから一言
聞いてください。
ママってとっても、しつこくて困ってます。
華を食べないとおやつもくれません・・・!(x x)!
でも、ママのご飯はとっても美味しいよ。
基本がちび華で、スパシチューでしょ、それにお野菜とか
沢山入るんだ。僕、もう好き嫌いがなくなりました。
僕の夢は、オリンピックで金メダル!
日本代表として、頑張ります(^^)v

日々、健康であることを感謝しながら、笑顔いっぱいで暮らす山村さんファミリー。
この夏は、大好きなキャンプにたくさん行けるといいですね!




<7月> 山下 平九郎くん・あずきちゃん
(ラブラドル・レトリバー 2歳 男の子 / ミニチュア・ダックスフント 1歳半 女の子)

▲平九郎くん


▲2頭そろって


▲1周年


▲あずきちゃん





 
 
 
 


今月のお客様は、東京にお住まいの、山下さんご一家です。

平九郎くんとあずきちゃんが、山下家に迎えられたのは、ちょうど1年前のことでした。

大の動物好きという山下さんご一家。

ペットショップなどから迎えるのではなく、リタイアした盲導犬や、飼主を必要としている子たちを引き取りたい、と、考えておられたそうです。

「けれど、日中は仕事で不在になるため、いずれ介護が必要になるリタイア犬を迎えることは難しくて・・・。結局、なかなか縁がないまま過ぎていました。」

そんなある時、知人を通して、飼主さんの事情で飼えなくなり、貰い手を探している犬がいる、と聞きました。

「そうして見せられた写真が、平九郎でした。詳しくお話を聞いて、すぐにでも新しい受け入れ先が必要だと感じて、家族に相談しました。」

ご家族は即、犬の受け入れについて賛同され、山下さんは早速、平九郎くんを迎える準備を始められたそうです。

「ビッグウッドのことは、これから引き取る犬のために、なにか良いフードがないかとお友達に相談した時に、教えてもらいました。できるだけ安心、安全なものをあげたいと思っていましたから、話を聞いて、これだ!と確信して、すぐに取り寄せたんです。」

こうして準備万端整え、迎えに行った山下さんの目に飛び込んできたのは、穏やかな様子で出迎えてくれた平九郎くん、そしてその傍らににぴったりくっついて、嬉しそうにしっぽを振るもう1頭の小さな犬・・・それが、あずきちゃんでした。

「平九郎だけだと思っていましたから、”ええっ?”と、目を疑いました(笑)。飼主さんからの話がしっかり伝わっていなかったようで、実は2頭とも、引き取り先を探していたそうです。 しかしまあ、2頭といってもあずきは平九郎に比べれば本当に小さい子ですし、この際、1頭も2頭も同じ同じ!と、太っ腹な気持ちになりました(笑)。何より、いつも一緒にいるという2頭を引き離すことは出来なかったのです。」

ご家族の皆様も、”2頭とも、どんと来い!”と、頼もしく迎え入れてくれました。 そんな暖かいご家庭に、平九郎くんもあずきちゃんも、すぐになじんでいったようです。

けれど、山下さんには、ひとつだけ、不安の種がありました。

「連れて帰る時から、あずきがたびたび咳をしていたんです。我が家に来てしばらく経っても、1日に何度も咳をしていました。また、一度咳き込むと、発作のようにしばらくおさまらず、続けてケホケホと苦しそうにしてて・・・。病院で調べてもよくわからないままでしたから、薬は使わず、「華」だけで様子を見ていました。」

それから3ヶ月ほど過ぎた頃。あずきちゃんの様子が、少しずつ変わっていったそうです。

「咳の頻度が、だんだん減ってきました。 そして、あの子たちを引き取ってから1年経った今、あれだけ頻繁に咳こんでいたのが、ほとんど気づかないほどになったのです!風邪か、喘息に似たものだったのか、身体が弱っていたせいなのか、原因は結局わからないままでしたが、自然な食事を続けることで、体内の免疫力が少しずつ向上してきたからではないかと思います。本当の原因がわからないままに、あれこれ薬を使わなくて、本当に良かった!」

また、2頭そろって、ウンチの臭いがなくなったり、平九郎くんの被毛が、艶も出てぐんときれいになったりという、嬉しい変化も現れました。良かったですね!

休日の楽しみは、平九郎くんとあずきちゃんを連れて、緑がいっぱいの公園や、ドッグランへ遊びに行くこと。
特に平九郎くんは、「お散歩行こう!」と声をかけると、パァッと顔を輝かせます。 「車での移動中、窓を少し開けてやると、ずっと鼻をつき出しています。もう少し開けると、お耳を風にバタバタさせて、にへ〜っと笑って・・・それはもう嬉しそうです!」

ドッグランでは、平九郎くんは他の犬たちと一緒に、ずっと駆け回っています。

「近場の公園ではリードを外せないので、ロングリードにつけかえ、一緒に走ったりしています。 でも、パワー全開の平九郎にはとても足りないので、週に3回はドッグランへ連れて行きます。思いっきり走る平九郎の笑顔を見たら、わざわざ車で連れて行った甲斐がある!って、幸せになります。」

一方のあずきちゃんは、「超」が3つつくほどの甘えん坊で、よその犬とはあまり関わりたくないタイプだとか。

「そんなところもかわいいのですが(笑)、やはりこのままでは・・・と一念発起して、しばらくドッグスクールに通いました。トレーニングの成果あって、今では、他の犬に”こんにちは”をされると、ちゃんとご挨拶できるようになりました! あの子の成長ぶりを喜んでいます。」

2頭は、会社にも一緒に出勤。アットホームな職場では、平九郎くん、あずきちゃんは人気者。皆でお散歩に連れて行ってもらったりと、可愛がられています。

そんなにぎやかな山下さんご一家。2頭が仲間入りして、6月で1年が経ちました。
「家族そろって、平九郎とあずきのためにお祝いしました。 一緒に暮らし始めてまだ1年ですが、もうずいぶん永い間、一緒にいるような気がします。この子たちがいてくれることで、家族の会話もぐんと増えましたし、まだ小さな孫にとっても、良き相棒になってくれそうです。こんなご縁に恵まれたことを感謝しています。平くん、あずちゃん、我が家に来てくれてありがとう!」




<6月> 青木 ラブちゃん・あいちゃん(ラブラドル・レトリバー 11歳/4歳 女の子)

▲ラブちゃん、雪が大好きです。


▲あいちゃん、お気に入りの椅子でポーズ!






 
 
 
 

今月は、仙台でドッグカフェを営む青木さんの愛犬、ラブちゃんとあいちゃんをご紹介します。

彼女たちの食事は、お料理上手のママが作る具沢山で、愛情たっぷりのポタージュスープに、「華」を混ぜてあげたもの。

自ら畑で無農薬野菜を育てている青木さんは、家族の健康を考えて、なるべく自然なままの食材を取り入れられる食事を心がけてきたそうです。
もちろん、ラブちゃんにあげる食事にも、同じ想いを持っていました。

「身体を健やかに保つ基本が”食”にあるということは、犬も人も変わりない、だからラブにも、私たちと同じ食材を使ったごはんをあげたいと思っていました。けれど、やはり手作り100%となると、栄養バランスの面で自信がもてなかったので、「華」を知るまでは、他社のナチュラル系ドッグフードをベースに、野菜や玄米、肉や魚を使ったポタージュスープを混ぜてあげていたのです。けれど、安全と思えるフードを吟味しているつもりでも、ウンチが妙に臭かったり、開封後いくら日数が経っても一向に変質しないフードに、どこかすっきりしない思いでいました。」

そして4年前、ラブちゃんが肥満細胞腫を患い手術したことをきっかけに、フードの見直しを考えたそうです。

「ビッグウッドのフードが良いということを、本や人づてに見聞きしていましたので、早速切り替えることにしました。使い始めて実感したのは、毛艶が本当に良くなったこと。年齢が上がるに従って、白くなっていたラブの口元の毛も、もとのベージュ色に戻ったんです。実年齢よりも数段若く見えると、周りからも感心されました。」

しかしそれから1年経たないうちに、転移の可能性が高いといわれていた肥満細胞腫が、前回とは別の箇所に出来ていることがわかりました。

「どうしても心配でしたので、再び手術で切除しました。手術自体はうまくいきましたが、手術前に投与していたステロイドの影響か、水をがぶ飲みしたり、元気をなくして、しばらくケージにこもったりする姿を見るにつけ、心配が募りました。手術の後で後悔しても仕方ないのですが、麻酔などによる負担の大きい手術を短期間に2度も行うことが、ラブにとって本当に良いことだったのか?という疑念にとらわれました。」

やがて、いつもの元気を取り戻してくれたラブちゃん。青木さんは、身体の基盤をしっかり作って、再発が起きるリスクを少しでも減らそうと、「華」に加えて、「エッセンシャル・アクティベーション」や「元気な酵素」「愛犬活力源」なども取り入れることにしたそうです。「おかげさまで、あれから3年が過ぎた今でも、元気で過ごしています!」

しかしもう一つ 、青木さんを心配させていたのが、ラブちゃんの股関節の形成不全です。

「階段の上り下りにも負担がかかりやすい身体のラブが、少しでも楽に暮らせるよう、庭のある一軒家でのびのびとした暮らしをさせたい。そして私もなるべく在宅で、一緒にいてあげられる仕事をしたいと考えるようになりました。」

以前は、町中のマンションに住んでいたという青木さん。お勤めに出ていたため、ラブちゃんとゆっくり過ごす時間をなかなか作れないでいました。
そんな時、縁あって、同じラブラドル・レトリバーのあいちゃんが、家族の一員に加わることになりました。
まだまだ若く元気なあいちゃんですが、優しいラブちゃんを慕い、いつもついて回るようになったそうです。

「散歩でも、あいはどんどん先に行きたいだろうに、関節の問題を抱えているために、休憩しながらゆっくり歩かなければならないラブを気遣って、自分からあわせて歩くようになりました。ラブにとっても、あいがいることで気持ちが若くなり、毎日の生活にもはりが出たようです。」

そして2年前、念願叶い、 自然に囲まれた郊外にある、静かな一軒家に引っ越すことになり、自宅のすぐそばで、犬連れでも利用できるカフェをオープンすることになりました。

「私にとってはラブとあいとの時間が最優先なので、カフェの営業は週末だけなのですが(笑)漠然と夢見ていた小さなカフェレストランが現実としての形になったことが、とても嬉しい気持ちです。」

カフェでは、青木さんお得意の、有機無農薬で育てた野菜や山菜を使った季節のランチ、手作りのケーキや天然酵母パンなどの本格的な食事をサービス。
そして傍らでは、ラブちゃんが優しくお客様をお出迎えしています。

今年11歳になる、ラブちゃん。
持病から来る関節の痛みも、「筋肉をつけるサプリメント」や「ホメオハーブ療法食」を続けるうちに、少しずつ良くなり、以前に比べるとかなり軽快に歩けるようになってきました。
また、年を取るにつれて、ラブちゃんの性格にも、変化がみられてきたそうです。 「若い頃よりも頑固になったり、わがままな様子を見せるようになったり・・・人間のお年寄りと同じですね(笑)。」
近頃のラブちゃんの楽しみは、以前の住まい近くの公園まで足を伸ばすこと。 ラブちゃんの喜ぶ顔見たさに、青木さんは、時間をみつけては車で連れて行きます。

「昔一緒に遊んだ仲間、可愛がってくれた人たちに会えることが何より嬉しいようで、喜び方が違うんです。到着前から、早くも察して立ち上がり、しっぽを振ってそわそわしています。」

青木さんが望むのは、ラブちゃんがしあわせな老後を送れること、そしてまだまだ若いあいちゃんが、健やかに年を重ねていってくれること。 「そのために大切なのは、ラブとあいの身体に力を与えてくれるような食事、そして精神的にも身体的にも、出来る限り満足した生活を送らせてあげることだと思っています。」

ラブちゃんとあいちゃんに元気をもらって、充実した毎日を過ごす、青木さん。 6月には新たに、犬と一緒に泊まれる、別荘タイプのお宿をオープンする予定だとか。楽しみですね!

ラブちゃんが看板犬をつとめる、「ドッグカフェ かたやぶり」のHPはこちらです!




<5月> 有田 ひめちゃん(キャバリア 2歳5ヶ月 女の子)

▲有田家に来てすぐの頃


▲お気に入りの野北の海岸で





▲グッドボーイハートのキャンプで阿蘇に行きました



▲ドッグラン ウエランカラ糸島にて

 
 
 
 

今月は、福岡県の西方にある、海と山の自然に囲まれた町で暮らす、有田ひめちゃんをご紹介します。

ひめちゃんが有田家に迎えられたのは、生後3ヶ月になる、春先のことでした。 くりくりとした目に、女の子らしい優しい表情。ご夫妻は一目ぼれだったそうです。

「私も妻も犬が大好きで、実家でも飼っていましたから、我が家でも、いつかは犬を・・・と話していました。ただ、私は実家にいた頃、犬の世話をほとんどしていなかったものですから、妻は、私がちゃんと仔犬の世話をしてくれるのかと、心配していたようです(笑)。けれど、いざ迎えてみると、夢中になってあれこれひめの世話をやいていたのは、むしろ私のほうでした!」

ところが、愛らしい家族の仲間入りから2週間。ひめちゃんが住む町は、大きな災害に見舞われました。福岡県西方沖地震です。
この地震以来、小さな物音でもガタガタ震えたり、人間以上に大きなストレスを抱えるようになった犬たちは多くいますが、ひめちゃんも例外ではありませんでした。

「マンションの13階に住んでいるせいか、地震の時にはかなりの揺れを感じました。食器棚の、半分以上のお皿は次々と床に落ちて、大きな音を立てて割れました。」

以来、ひめちゃんは、キッチンなどでお皿の立てる音、風の音などにもビクッと敏感に反応して、怯えるようになってしまったそうです。
「そのことも影響しているのか、もともと用心深い性質のせいか、生後4ヶ月を過ぎても、リードをつけただけで固まってしまい、お散歩にも出られず・・・困りきってしまいました。」

その上、もともと体質が弱かったのか、ひめちゃんは病院通いの絶えない仔犬時代を送りました。
「ケンネルコフに罹ったり、耳ダニや回虫がみつかったり・・・食に対する意欲も低い子で、痩せてしまい、食事にも頭を悩ませていました。」

そんな時、Good Boy Heart というしつけ教室の存在を知り、通い始めたそうです。 「それまでは、トレーニングというと、犬に絶対服従させる訓練、というようなイメージで、抵抗がありました。けれど、ここでのレッスンを通して、しつけとは、私達飼い主とひめとの信頼関係を築いていくものだとわかり、目からうろこが落ちました。そのためにはまず私たちが、ひめが感じていること、考えていることを理解してあげることが何より大切だということも・・・。学ばなければならないのは私たちの方だったのです。」

犬たちの行動やしぐさが表す意味を知ることで、ひめちゃんの気持ちを少しずつ掴めるようになった有田さん。
「ひめとの関わり方も変わりました。そうすると、ひめ自身もみるみる変化してきたんです。いろんなトリックを積極的に覚えて、自信がついたのか、表情もどんどん明るくなりました!」
また、このしつけ教室が、ビッグウッドとの出会いの場ともなりました。
食が細く困っていること、安心して与えられるフードを探していることを、先生に相談したところ、「華」や「スパミール」を教えられたそうです。

「早速「華」を試しましたが、それまで、嗜好性の高い、肉類の香りが強いようなフードを好んでいたひめは、ハーブの香りの「華」をあまり好まなかったようで、なかなか食べてくれず、一度は諦めました。けれど、「華」と内容は同じでも、食感の良いウエットタイプの「スパミール」なら、食べるのでは?という先生のアドバイスで試してみたところ、驚くほど美味しそうに食べてくれたのです。」

それ以来、不思議とハーブの香りに慣れてしまったのか、ひめちゃんは「華」も平気で食べてくれるようになったそうです。
また、ヒートの時期は特に目だって食欲が落ちてしまっていたのですが、避妊手術をすませてからは安定した食欲をみせてくれています!
「体調もよく、毛艶もきれいだと褒められるようになって、私たちもやっと安心することができました。けれど、基本的に食が細いことには変わりありませんから、トレーニングのモチベーションをあげるためのおやつを探すのは大変でしたね。」

どんなおやつなら喜ぶか?あれこれと試し、苦心して、やっと探し出したのは、「やわらかササミジャーキー」だったそうです。
「これがあると、ひめの目がキラリと輝くことがわかりました(笑)。反応もぐんと良くなるので、トレーニングの時には欠かせません!」

その存在だけで、有田さんご夫妻に力を与え、一番の助けになってくれるという、ひめちゃん。
有田さんは、お仕事などで大変な時、くたくたに疲れている時でも、ひめちゃんの顔を見るだけで、元気がわいてくるそうです。
ご家族の楽しみは、野山や海辺を嬉しそうに駆け回るひめちゃんとともに、自然を満喫すること。
「この子は、走っている時、自然のなかにいる時が、一番のびのびとして、しあわせそうな顔をしています。そんなひめを見ることが、私たちの幸せ。これからも、一緒にいろんなところに出かけて、思いっきり楽しみたいと思います!」
昨年は、海での初泳ぎも体験したひめちゃん。今年の夏は、家族皆で海水浴を楽しめそうですね。

これからもずっと、健やかで楽しい毎日でありますように・・・☆
ひめちゃん、とびっきりの笑顔で、皆をしあわせにしていってくださいね!

(ひめちゃんと仲間たちの笑顔あふれるブログはこちら。。。。。。。)




<4月> 中嶋 ジュリアンくん(ゴールデン・レトリバー 男の子 7歳)

▲仔犬の頃





 
 
 
 

今月は、大阪にお住まいの中嶋ジュリアンくんをご紹介します。

幼い頃から、そばにはいつも犬や猫がいたという中嶋さん。しかし9年前、家族同然だった愛犬を18歳で亡くしてからは、そのつらさからなかなか立ち直れず、一度は、もう犬は飼うまいと決意したそうです。

「そう決意したものの、今までずっと、犬がそばにいることが当たり前の生活でしたから、ぽっかりと穴が空いたようで・・・。あまりにも寂しく、やはり次の子を迎えよう、前の子にしてやれなかったことを出来る限りしてあげようと思うようになりました。」そうして1年後、中嶋家に迎えられたのがジュリアンくんでした。

「迎えたその日から、我が家の生活はジュリアン中心に回り始めました。些細なことでも喜んだり心配したり・・・。中でもずっと気になっていたのは、普段からしばしば軟便になることです。」

そしてジュリアンくんが1歳を過ぎた頃、異変が起こるようになりました。気候の変わる春や秋、蒸し暑い夏などの季節に、必ずといっていいほど、突発性の消化不良を起こすようになったのです。

「一時的なものですが、真夜中に突然、下痢や嘔吐を起こすのです。そうして上からも下からも出し切ってしまうと、最後は血便になっていました。季節の変わり目で、身体がたまった毒素を吐き出そうとしているのか、それとも私たちが気づかない、何らかのストレスが胃腸に跳ね返るのか・・・病院に行っても、簡単に下痢止めの薬を処方されるだけで、一向に改善されるようなこともありませんでした。なぜこんな形で現れるのかは、未だにわからないままなんです。」

普段は元気な子だというのに、年に4〜5回、突然現れるトラブル。原因がわからないために中嶋さんは常に不安を抱えるようになりました。「強い身体になればこんなことも起きないかと、あれこれフードを試していましたが、納得のいくものがみつけられず、フードジプシーのようでした。」

そして5歳を迎えた夏、またもやひどい消化不良を起こしたジュリアンくん。10日きざみで約4回、下痢、嘔吐、血便が続いたそうです。「病院で消化をサポートするという医療食をすすめられてもあまり効果はなく、薬の入った食事に頼り続けること自体にも抵抗がありました。」

なんとかおさまりはしたものの、中嶋さんはこのことをきっかけに、なんとかジュリアンくんに合う食事をみつけたいと強く思うようになったそうです。 「以前からビッグウッドのことは雑誌のフード特集などで知っていましたので、これを機に一度試してみようと「華」を取り寄せました。今まで使ってきたフードもジュリアンはあまり食べたがらず、少しでも食欲をそそるようにとヨーグルトをいれたり、スープをかけたりとあれこれ気を遣って苦労してきましたので、「華」を与えることも、食べてくれるかどうか、初めは不安でした。ハーブがたくさん入っているということで、苦くて嫌がるのではないか、犬が好むような香りづけなどもされていないので、口もつけないのでは・・・などといろいろと考えたのですが、いざあげてみると今までに無いほど喜んで食べてくれたんです。拍子抜けするやら、今までのフードをあんなに嫌がっていたのに!と不思議なような思いでした。」

そのうえ、消化のほうも問題なく、ほぼ1日で切り替えることができたそうです。

「それからは、不思議なことに、嘔吐、下痢を起こす事がほとんどなくなりました。それだけでなく、消化吸収がうまくいくようになったのか、毛艶がぐんとよくなり、全体的な活力が増して・・・・食事が身体を作るというのはこういうことかと実感しました。」

特に変わったのは、散歩に行こうか、と声をかけた時のジュリアン君の喜びようだったそうです。

「以前も、それなりに嬉しそうではありましたが、これほど身体全体で喜びを表すということはありませんでした。声をかけてリードをもつと、はしゃいでぴょんぴょんととびついたり、ごろんごろんと転がってみせたり・・・それはもう嬉しそうで。エネルギーに溢れているような感じです。」

中嶋さんにとって、思いもかけない嬉しい変化でした。その年の夏、極度の蒸し暑さが影響したのか、時々嘔吐はしていたものの、すぐにおさまってくれたそうです。

ところが、中嶋さんがホッと胸をなでおろしていた翌年の冬、ジュリアンくんは再びひどい下痢を起こしました。

「うすれかけていた不安が再燃しました。7歳を迎えて、これからどんどん年を取っていくのに、こんな問題を抱えていることが心配でたまらなくなって・・・それまでも何度か食事の相談にのってもらっていたビッグウッドの相談室に聞いてみることにしました。」

そして相談の中で、ジュリアン君が身体のどこに弱い部分を抱えているのかを探り、解決の糸口をつかみたいと、被毛チェックによるハーブの療法食を試すことにしました。「療法食については、今の食事にさらにハーブが加わることで、ジュリアンがどんな反応をするかと思ったのです。しかしスパシチューの中にハーブが入っている療法食であるせいなのか、却って大喜びで食べるようになりました(笑)」

療法食を使い始めて2ヶ月が経った今、季節の変わり目を迎えていますが、ジュリアンくん、便の状態も安定して、とても元気に過ごしているようです。

「病院だけに頼っていた頃は、いつも疑問符がつきまとっていました。ビッグウッドを知って初めて、食事が身体を作り、身体の内側から元気にしてくれること、それは人も犬も同じなのだということを教えてもらったのです。今やっと、医食同源という言葉の意味がわかったような気がします。」

ジュリアンくんを迎えて7年。中嶋さんは一度も寝込んだことがないそうです。

「私がいなかったら、この子はどうなるのかという思いがいつもありますから、自然と健康にも気を遣うようになりました。その結果かもしれませんね。ジュリアンがいてくれることで私も家族も元気でいられるんだと思います。」

生あるものはいつか必ず終わりを迎える、ということをいつも想い、ジュリアンくんとの1日1日を大切に、共に暮らす毎日を楽しんでいる中嶋さん。

「人間よりずっと短い彼らのいのちがいつか、終わりを迎えるその日まで、しあわせな生涯を全うさせてあげたいと思っています。できれば、その直前まで、4本脚でしっかり大地を踏みしめさせてやりたい。そのためにも、ビッグウッドさんにはこれからも良いごはんを作り続けてほしいですね。たくさんの犬たちが健康でいられるよう、私たち飼主をサポートしていってください!」

嬉しい励ましのお言葉を、ありがとうございます。

愛犬たちが、いつまでも健やかに育まれるよう、ビッグウッドはこれからも頑張ります!




<3月> 堀 さくらちゃん(長崎県・オールジャパニーズ 推定4歳 女の子)

▲ライオンくん


▲ライオンくん






 
 
 
 

今月は、長崎県にお住まいの堀さんと、昨年9月に家族の一員となった、さくらちゃんをご紹介します。

童話作家の堀 直子さんとビッグウッドとのお付き合いは、13年ほど前にさかのぼります。当時、いつも堀さんのそばにいたのは、愛犬「ライオン」くんでした。
「その頃、4歳だったライオンは、膀胱炎、外耳炎を繰り返していました。なんとか改善させたいといろいろ調べる中で、当時創業してまだ数年の、ビッグウッドを知ったのです。」
ビッグウッドとの出会いをきっかけに、犬たちの体がもともと持っている自然治癒力を高めて回復させることの大切さを知った堀さんは、ホメオパシーを日常のケアに使い、食事も「華」に切り替えたそうです。

それからは、病気らしい病気もしないまま元気で過ごしていたライオンくんですが、10歳を迎えた頃、今度は膀胱ヘルニアを患いました。
「下痢、血便、嘔吐を繰り返して、一時は、もうだめかもしれないと思いましたが、懸命にがんばり、なんとか回復してくれて・・・結局、若い頃と同じくらいの元気を取り戻したんです。」

しかし2004年、15歳を迎えたころには、老齢からだんだんと足腰が弱くなり、翌年の5月、亡くなる2週間前には寝たきり状態になったライオンくん。
毎日ベランダに抱いて連れていき、空を飛ぶ鳥を見せたり、日向ぼっこをさせながら、話しかけるという日々でした。
ライオン君が天国に旅立ったのは、朝も夜もなくそばで付き添っていた堀さんが、一瞬、うつらうつらした時だったそうです。
「ハッと目が覚めると、ライオンはもう動かなくなっていました・・・。」
覚悟はしていたものの、喪失感と深い悲しみからなかなか抜け出せなかった堀さん。

自分の世界が消えたようで、食欲もなく、何をする気にもなれないまま、月日が過ぎました。
「ライオンとの思い出がつまった長崎の町にいるのがつらく、逃げるように旅に出たりもしました。けれど、どこにいても寂しさは同じ。ならばこの気持ちと向き合おう、区切りをつけようと決意しました。」
そして、ライオンくんが生前のころから取り組んでいた、ライオン君や犬たちへの想いをつづった本をとにかく書き上げることにしたそうです。

「ベストフレンド〜あたしと犬と!〜」(あかね書房)が完成した昨年夏の終わり頃、堀さんの心に、新たな気持ちが芽生えました。
「ライオンを亡くして以来、もう犬を迎える気持ちにはなれないと思っていました。でも、本を書き上げてからいつしか、ライオンのように密接な関係をもてる、ぺろんと顔をなめてくれて、ふかふかの毛皮で寄り添ってくれる、あのあたたかい命が、やはり私には必要なんだと思うようになったのです。それも、ペットショップやブリーダーではなく、人間に捨てられたり、行き場をなくして、私を必要としてくれる子を1頭でも助けたいと強く思いました。私を待っている子との縁が、きっとどこかにある、そしてその子も、ビッグウッドのごはんで元気に長生きさせてあげたいと思えるようになりました。」

堀さんは、その思いを伝えようと、ビッグウッドのお客様相談室に電話をくださいました。
「お客様相談室の松崎さんには、ライオンが寝たきりになった時もずっと相談に乗ってもらっていましたから、立ち直った今の自分の気持ちを報告したかったのです。」

ちょうどその頃、ビッグウッドがサポートしているイヌタオネット・シェルターワークチームに保護されていたさくらちゃんも、なかなか里親希望者さんにめぐり合えず、良いご縁を待っていました。

「松崎さんとのお話の中で、偶然さくらのことを知りました。話を聞くうちにどんどん会いたくなって、翌日には、さくらに会いに行くため福岡行きの列車に乗っていました(笑)。私はきっとどんな子でも好きになるけれど、さくらちゃんは私のことを気に入ってくれるかな、とそればかり気になって、ドキドキはやる心を押さえていました。」

そうして巡り会った、堀さんとさくらちゃん。初対面の印象はどんなものだったのでしょう。

「こっちに向かって歩いてくるさくらを初めて見た時スポットライトにでも照らし出されているように、輝いて見えました(笑)。身のこなし、表情、目が本当に穏やかで優しく、名前を呼ぶと、耳を寝かせてしっぽをふって、しまいにはおなかをみせて甘えてくれて・・・。さくらははどちらかというと用心深い子だから、こんなに簡単におなかをみせること自体、驚くべきことだったのだそうです!」

それから3回、さくらちゃんに会い、仲良くなるために福岡に通った堀さん。9月の終わり、正式にさくらちゃんの譲渡が決まり、堀さんとともに長崎に旅立ちました。 それからの堀さんとさくらちゃんの毎日は、笑いと発見、驚き、そして安らぎに満ちています。

さくらちゃんの一番の楽しみは、お散歩とごはん。観光の名所でもあり、山も海も身近な長崎の町は、お散歩コースには事欠きません。
「山の高台まで歩いて登り、見晴らしの良いベンチでさくらと顔を見合わせて話をしながら景色を楽しんだり、町を行き交う観光客を見物したり。長崎名物のおまつり、「おくんち」の時には、顔を真っ白に塗り、踊りながら通るパレードの人たちを見たさくらが驚いて逃げ惑って、それはもう大変でした(笑)。」
シェルターにいた頃、OPDESのトレーナーさんのもとで、家庭犬としてのマナーを磨いたさくらちゃんは、今もお散歩の中で、堀さんといっしょにトレーニングを欠かしません。
人通りの多い場所、騒がしい公園・・・どんなところでも堀さんのコマンドに従い、きりっと落ち着いて堀さんを見上げるさくらちゃんに、周りから「えらかねぇ」「賢いねぇ」と、感嘆の声があがることも少なくありません。
そして、たっぷり2時間のお散歩のあとは、「華」をメインに、スパシチューや季節のお野菜で作ったスープを加えたごはんが待っているのです。

堀さんが1日の中でもっともくつろげる時は、夜の食事を終えて、さくらちゃんと一緒にストーブのそばに陣取る時間。
「私はゆっくり読書、さくらは私の足をまくらにまどろんでいます。日頃、さくらに振り回されたり、ダメな飼主だなと落ち込ませられることもあるけれど(笑)さくらの、何の心配もないような健やかな寝顔を見ているだけで、満たされるような気がします。」

もっと、さくらちゃんと楽しい時間を過ごしたい。管理センターからシェルターに保護されるまで、長い間放浪して、やっと社会復帰を果たせたこの子に、いろんなものを見せてやりたい。
この前ひらりとジャンプした姿は、とても綺麗だった。ひょっとしたらドッグスポーツも向いているかも?そして何より、シェルター・ドッグだったさくらを通して、たくさんの人に、いのちの尊さを伝えたい・・・堀さんの夢、想いは広がっています。

「福岡の管理センターで、さくらを助けようと尽力してくださった職員の方々、もう一度人間社会でしあわせになれるようにと愛情こめて世話をし、マナーを身につけさせてくれた田邊先生やスタッフの皆さん、さくらを通して知り合い、またはいっそう親しくなれた友人、頼れるパートナーであるビッグウッドの松崎さんはじめ皆さん・・・。いろんな人とのつながりのおかげで、今の私とさくらの生活があることが本当に嬉しく、心強いです。」

そして、堀さんの人生の一部ともいえるライオンくんの存在。今も堀さんは、毎日、ライオンくんに語りかけています。
「今の私が在るのは、ライオンのおかげ。彼の存在がなければ、私の人生も全く違ったものになっていたと思います。誇り、やさしさ、ぬくもり、正義、人生の喜び、いのちの輝き・・・生きていくために大切なことを教えてくれたのは、ライオンでした。」
ライオンくんが教えてくれた、たくさんのメッセージを本にして伝えていくことが、堀さんのライフワークとなりつつあります。
「人間に頼らなければ生きていけない弱いいのちが、物のように扱われている現状を変えていきたい、そして、これからの長い長いさくらの一生を、もっともっと輝いたものにしていきたい、と思っています。」

しあわせな犬たちの笑顔が、この世界にもっともっと増えていくように・・・ビッグウッドも、がんばります!

堀 直子さんが綴る、さくらちゃんとの日々は、こちらでご覧いただけます。
さくら日記へ




<2月> 濱谷 モモちゃん(トイ・プードル 1歳 女の子)








 
 
 
 

今月は、福岡にお住まいの、濱谷さんご一家のモモちゃんをご紹介します。
先月、1歳を迎えたばかりのモモちゃん。身体は小さいながらも元気いっぱいです!

実は、モモちゃんを迎える前に、濱谷家にはシェリーちゃんというシェルティーがいました。
彼女と過ごした14年間は、濱谷さんにとって、かけがえのないものです。

「シェリーは小さい頃から腎臓と肝臓を患っていました。いろいろ試したものの良くならず、なんとか11歳を迎えましたが、その頃には、血液検査の値もかなり高く、元気も食欲も全く無くなって、病院からは“安楽死したほうがいい”といわれるほどの状態でした。」

そんな時、自然療法に力を入れている獣医さんと巡り会い、手作り食を薦められたそうです。

「ドッグフード=完全栄養食だと思っていましたから、手作りには不安があったのですが、実践してみて、シェリーが喜んで食べてくれたこと、血液検査の値は変わらないものの、シェリー自身が信じられないほど回復して元気になってくれたことで、目が覚めるような気がしました。」

その後、シェリーちゃんは14歳で亡くなりましたが、この経験が、モモちゃんを育てる上で大切な多くのことを、濱谷さんに教えてくれたのです。

「食事が身体にもたらす影響は、栄養基準や成分表示などのフードのデータや、血液検査の結果だけでわかるものではないと実感しました。データばかりに目がいって、一番大切な、“その子自身をみてあげる”ことを忘れてしまっては意味がない。それよりも、私たちの食事と同じように、自然な食材の生きたエネルギーをもらえるような食事をさせてあげることが、本当の健康につながるのではないかと思うようになったのです。シェリーを想うと今も胸が痛みますが、その分までモモを健やかに育てることが、せめてもの報いにつながるような気がしました。」

しかし、生後1ヶ月で濱谷家に迎えられたモモちゃんは、子犬ながらも食が細く、すぐに軟便を引き起こすなど、心配が絶えなかったそうです。

「困り果てていた時、ビッグウッドを知り、お試しセットを取り寄せていろいろ試しました。そして、モモにはスパミールやスパシチューなどを併用した手作り食が一番合うことがわかったんです。」

市販のフードを使っていた頃に比べて、栄養分の消化吸収もぐんとよくなり、すくすくと成長していきました。

しつけの面でも、子犬の頃から社会化について重要視してくれるしつけ教室にも通いながら、出来る限りのことにチャレンジしてきたモモちゃん。
昨年終わり頃からは、また新たな展開を求め、“ビッグウッド糸島ウエランカラ”の躾教室、D.I.N.G.Oクラスに参加して、レッスンを楽しんでいます。
実は、レッスンを受け始めたのも、以前の愛犬シェリーちゃんとの体験がきっかけだったとか。

「トレーニングというと、いわゆる服従訓練のようなものを連想する方が多いと思います。以前は私もそんなイメージを持っていました。シェリーは普段からとても聞き分けがよく穏やかな性格で、私も何も困ることがなかったため、トレーニングなんて必要ないと考えていたんです。ところが、病気治療のため入院が決まった時、思いもかけないことが起きてしまいました。」

長時間クレートに入ることにも、たくさんの未知の人々に触られることにも慣れていなかったシェリーちゃんにとって、家族と離れ、独りで入院するという経験は大変なストレスとなってしまい、その結果、充分な治療を受けさせてあげられなくなってしまったのです。
この経験から、濱谷さんは、様々なことを体験させて、怖いものを少なくしていくためのトレーニング、社会化の大切さを痛感したそうです。

「だからこそ、モモにはいろんな経験を積ませて、強い子にしてやりたいと思いました。」

そして家庭犬のしつけ教室における色々なレッスンを通して、モモちゃんの高い集中力、早い理解力など、思いがけない才能が少しずつでも開花するという嬉しい発見もありました。今、モモちゃんは新しい刺激に対しての強い心を持てるようにと少しずつチャレンジしながらレッスンを進めています。

濱谷さんは、現在、”人も犬も健やかに暮らせるように”という想いをこめて、アロマテラピーや手作り石けんのお店 “ル・クール・アンジェリーク” を運営されています。

先住犬のシェリーちゃんも、きっと天国から見守ってくれていることでしょうね。

今年も、モモちゃんと濱谷さんご一家にとって、新たなる発見がたくさん得られる素晴らしい1年でありますように・・・。




<1月> 一ノ関 ローズちゃん、ロゼちゃん(トイ・プードル 女の子 8歳・5歳)



 
 
 
 

今年最初のお客様は、ビッグウッドの商品を長年愛用してくださっている、一ノ関家のローズちゃんとロゼちゃんです。

年上のローズちゃんは、優しくしっかり者。一ノ関さんが電話の呼出音や来客などに気づかない時は、必ず知らせに来てくれるそうです。「以前、本当に驚いたことがありました。私が部屋にいない隙にロゼがいたずらをして、テーブルの上のものを食べようとしたらしいのです。そのときロゼは食べ物を口いっぱいに頬張ったまま、飲み込むことも吐き出すこともできず喉に詰まらせ、にっちもさっちも行かない状態だったようで、そんなロゼを見たローズが、悲鳴のような声を上げて知らせてくれたんです。驚いて駆けつけ、その様子を見た私は慌ててロゼの口の中のものを吐き出させて事なきを得ましたが、ローズが教えてくれなければどうなっていたかと思うと、本当にぞっとします!」

ロゼちゃんは、末っ子らしい無邪気さと愛嬌の持ち主。外を出歩くよりも、お家でのんびりくつろぐことを好むローズちゃんとは対照的に、お散歩が大好きで、リードを見せただけで、ピョンピョン飛び跳ねて喜ぶそうです。

「お散歩が好きなのは、いろんな人と出会えるからかもしれません。とにかく人が大好きで、誰かを見つけると挨拶せずにはいられないようで(笑)知らない人でも、しっぽをブンブンと振って愛想をふりまくんです。」

今年8歳になるローズちゃんを迎えたばかりの頃から、健康な身体を育むにはまず食事が大切と考えて、愛犬たちの食事を手作りしていたという一ノ関さん。お友達からビッグウッドのことを聞き、そのコンセプトに共感して、手作り食にスパシチューやサプリメントを加えたり、スパミールを併用されるようになりました。

食が細く、香りにも敏感で、いつもと違う食べ物には見向きもしないというローズちゃんも、スパミールは初めから喜んで食べてくれたそうです。お気に入りのおやつは「丸ごとウインナー」。一ノ関さんが、"ローズ、ウインナさん食べる?"と声をかけるだけで、ピョンピョン跳ね回って喜ぶそうです。お口からは、ヨダレがたらたらと・・・。

また、より長くいつまでも今のまま健やかでいてほしいとの想いから、「元気な酵素」を使い始めたところ、ロゼちゃんに嬉しい変化が訪れました。「ロゼは小さな頃から消化力が弱く、いろいろと食事の与え方に工夫をしても軟便がちで、これは体質かもしれないと諦めかけていたのです。しかし酵素を使い始めて1ヶ月ほど経つ頃から、安定したとてもいい便をしてくれるようになったんです。それまでずっと、形の残らないような便が多いぐらいでしたから、思いがけない喜びでした!」

ますます元気な2頭は、毎日へとへとになるまで走ったり、じゃれあったり。夜は遊び疲れて、時にはいびきもかきながらぐっすり眠るそうです。

「我が家にとってローズとロゼは、”幸せを与えてくれる天使”です。ビッグウッドのスタンスは、本当に安心安全なものだけを用いること、宣伝は一切行わず、ビッグウッドの考え方に賛同して製品を選び、納得した人だけが使ってくれれば良いというもので、そんな姿勢をとても信頼しています。これからもずっと、今のまま続けていってほしいと思います。」

明るく優しいご家族に囲まれて、幸せいっぱいのローズちゃんとロゼちゃん。今年も健やかで、喜びに溢れた1年でありますように・・・。本年も、ビッグウッドを宜しくお願い致します。