鎮痛剤を飲んで痛みがとれた平蔵は楽に歩けるようになり、今後はダイエットと運動で足腰の負担を軽くしてあげること、処方された関節用のサプリメントや消炎剤で様子を見ることになりました。 しかし、年が明けても改善する気配はなく、鎮痛剤を止めるとすぐに痛みが出てしまいます。
ますますひどくびっこをひくようになり、歩いている最中でも、体重を支えきれないのか関節に力が入らなくなるのか、突然ガクン!と脱力して肩から崩れ落ちるようによろめいたり、道端で座り込むようになってしまいました。ここまでひどい痛みが急に出るのは、もっと他の原因があるからではないかと、レントゲン検査を行ったところ、左肩関節に小さな骨片が映っているということが発覚、大学病院での精密検査を行うことになりました。
レントゲンとCTからの診断では、関節の間に剥離した小さな骨片が入り込んでいるようで、このために痛みがあるのだろうとのこと。また左肩の手術はリスクが大きすぎるため、普段の生活で鎮痛剤を使いながら激しい運動をさせないように気をつけてあげることぐらいしか手立てはないと言われました。
しかし、私は鎮痛剤を頻繁に用いることには、どうしても抵抗がありました。
|