しかし、それから毎年梅雨が近づくと、猛烈な皮膚炎がぶりかえすようになったのです。結局、蒸し暑い梅雨の時期から涼しくなる秋口にかけては、毎年ずっと薬漬けで過ごすというパターンが、8年間続きました。薬を飲んでいる間は喉が渇くようでやたらと水を飲み、副作用のため次第に食欲が落ちてしまいます。そして食べ物が胃の中に無い状態が長く続くため、今度は胃液を吐くようになりました。犬を飼うことも初めての私たちは、それまでずっと同じ病院に頼りきりでしたが、ジェニーが食べ物すら受け付けられないような状態でも相変わらず強い薬を繰り返すという病院の姿勢に次第に疑問を感じるようになりました。私たちはジェニーのためにも別の病院に相談してみようと思い始め、飼主の考えもきちんと理解して治療を考えてくれる病院をやっと探しあてて診ていただきました。
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