【ワンちゃんと飼い主さんの体験記】

はぐくみ通信に掲載した『ワンちゃんの飼い主さんたちの闘病の体験記』を随時
ご紹介させていただきます。
ビッグウッドでは、今後皆様の体験談をご紹介させていただき、お客様の貴重な
体験を次のお客様に伝え、たくさんの愛犬の命が生き生きと輝く橋渡しをさせて
いただきたいと思っています。



『普通に生活できる」ことのありがたさをかみしめています!』

石川県 宮下様 省吾くん(ミニチュア・ダックスフント 5歳 男の子)

小さい頃から食が細かった省吾ですが、スパミールに切り替えてからは食欲旺盛、とても元気に過ごしていました。ところが、4歳を迎える頃、抱っこから降ろす時に、突然「キャン」と言って、少しの時間、おすわりをしたまま動けなくなることがあり、お医者さんでX線検査をしていただきました。
診断結果は「椎間板ヘルニア」。骨が石灰化しているとのことで、今は落ち着いているものの、手術をするなら早いほうがいいということでした。けれど、もし成功しても再発の可能性が50%だといいます。
再発の可能性、全身麻酔のリスクも考えると、手術にはどうしても踏み切れず悩みました。

ごはんの時間♪


ビッグウッドさんの、「食事で健康を取り戻す」という考え方にはとても共感をもっていましたので、相談室の松崎さんにアドバイスをいただき、ルマックスで痛みを和らげて、少しずつ運動をしながら筋肉をつけて関節をサポートし、腰の負担を軽減させられるように取り組んでいくことにしました。
ルマックスを使いだしてしばらくは安定していたのですが、数ヶ月経った頃、また、以前と同じように、キャンと言ってしばらく動けない状態になり、それをきっかけに、今まで普通にできていたことが、どんどんできなくなっていきました。一度横になると、反動をつけなければ起き上がれない、後ろ足がクロスしてまともに歩くこともできない・・・。私のひざの上によじのぼって丸くなるのが大好きだったのに、痛みでそれもままならず、ついには、横になることもできなくなってしまったのです。
一晩中、おすわりの姿勢のまま、コックリコックリと居眠りすることしかできない状態が2週間ほど続きました。夜中に省吾を見守っていると、このまま息をしなくなってしまうようで私も気が気でなく、おなかが動いているかと、何度も起きだして確認せずにはいられませんでした。
そして、お医者さまのアドバイスで、とにかく安静にさせるためにと4日間の入院をさせたのですが、神経質な性格の省吾にとっては、このことが大変なストレスになってしまったようです。家に戻った直後からひどい下痢、ついには水便を起こしてしまいました。腰の痛みも、全く良くなっていないようでした。
苦しそうに上目使いで私を見上げるのに、体に触れると痛がって鳴き声をあげてしまうために見守ることしかできません。そのうち省吾は、サークルに閉じこもってしまいました。

宙と一緒・・・
食事を切り替えてしばらくしたころ、膀胱炎やPHが高くなることの繰り返しがひんぱんになり、ひどい外耳炎を起こしてしまうようになりました。
このときは、本当に不安になり、やはり、獣医さんが言われるように、食事だけで改善するのは無理なのかとも思いました。けれど、身体が正常なバランスを取り戻そうと働いたり、身体にたまった悪いものを吐き出そうとしている時にみられる現象の一つなのだと考え、サプリメント、結石や膀胱炎の改善のためのハーブ、クランベリーなどを加えて見守りました。
一番症状がひどかった頃は、膀胱炎や結晶だけでなく、下痢、血便、嘔吐まで続き、急性大腸炎との診断を受けました。
獣医さんからは、通院のたびに何度も、「ビッグウッドのフードは分析値が無いし、データもない。改善は望めない」などのお話を聞かされました。
けれど、人が食べられないフードや、目先の症状を抑えるだけの対処には疑問がありましたので、薬を使う気にはなりませんでした。薬を使わず、とにかく安静にさせるという当時のお医者さまの方針に従って痛み止めを使っていなかった私は、どうしていいかと途方にくれ、再度相談室にお電話しました。
松崎さんは、このまま安静にさせるというだけでは、この子にとって大変辛く、いっそう体力を消耗させてしまう危険があるので、自力で治す力をつけるためにも、痛みがひどい時にはお薬も上手に併用して、鍼灸など身体に負担の少ない方法も取り入れて痛みを緩和してあげることも必要かもしれないこと、お医者さまにもいろいろな考えがあるので、他の獣医さんたちのセカンド、サードオピニオンも参考にしてみることも大切ですとアドバイスいただきました。そして、最終的には被毛チェックをお願いすることにしました。私自身が信頼して取り組める方法で、なんとか省吾を回復させてあげたかったのです。せめて、夜安心して眠れるようになればと、祈るような思いでした。下痢は、消化しやすいスープの食事にディーリーフや酵素をいれることで回復させることができましたが、ヘルニアは、関節自体が異型になっているわけですから、食事で治すことはできません。被毛チェックの結果もあまり良いものではなく、松崎さんも食事でどこまで回復できるかは正直わからないということでしたが、私は省吾の生命力、そしてビッグウッドさんを信じると決めていましたので、とにかく療法食に賭けてみることにしました。省吾は、どんなに痛い時でも、スパミールと療法食を食べる食欲だけはあり、そのことも小さな希望の光のような気がしていました。療法食を始めてからは、朝、陽射しが柔らかい時間をみつけて日光浴をさせたり、大根葉をきざんで食事に加えたりと、骨やカルシウムの吸収に良いと思われることも、いろいろと続けていきました。
そして、療法食を始めて1ヶ月が経つ頃、小さな奇跡が起きました。
痛さで、この3ヶ月間声を発しなかった省吾が、「ワン!」と吠えたのです。嬉しくてたまりませんでした。それからの回復ぶりは、目を見はるものでした。
身体のゆがみも見られなくなり、しっかりした足どりで歩けるようになっていったのです。
半年ほど療法食を使い終わった今では、小走りに走ったり、お腹を出して眠ったりと、動作もほとんど普通に戻り、みちがえるほど元気になりました。
背骨の真ん中あたりの骨は突起したままで、他の犬のようにジャンプしたりすることはできませんが、正直、ここまで回復してくれるとは思いませんでした。
大好きな「ひざの上だっこ」も復活!よいしょよいしょと懸命に、ひざによじのぼってくるようになりました。

今まで当り前にできていたことがどんどんできなくなることの悲しさ、替わってあげることもできず、なでてもやれない、見守るしかできないというもどかしさは、胸がちぎれるほど辛いものでしたが、普通に動けるということの素晴らしさ、ありがたさが身にしみる想いでした。
飼主として、至らない点はたくさんあり、その分省吾に辛い思いをさせてしまったと思うのですが、ビッグウッドさんを信じて続けていて、本当によかったと思います。
これからも何かとご相談するかと思いますが、どうぞよろしくお願いします。

おかえり!



ビッグウッドでは、「アレルギー、アトピー、眼病、皮膚疾患、関節炎、内臓疾患など、病気の原因は『食』にある」と伝えつづけてきました。
愛犬の食事による闘病体験や、食事を切替えた改善の体験を募集させていただき、直接お客様に取材させていただいております。
取材させていただいた皆さんともに「同じような病気に苦しむワンちゃんの飼い主さんのお力になれるなら・・・」と力強くおっしゃってくださいました。
どんな改善の体験でも結構です。まずはご連絡ください。基本的には、お電話でのインタビューとなります。後日、その内容を当方にて文章化させていただきます。
★体験記の募集については⇒相談室 佐山へ。