ここで初めて院長先生という方が出て来られて、レントゲンや心電図を見ながら『こんなに骨がおかしい子は見たことがない。横隔膜がないし白血球の数が以上に多い。こんな子は見たことがない。今日明日の命かもしれない。今なら取り替えてもらえるし、安楽死させた方がいい。』と言われました。
引き取られればこたろうがどうなるか想像がつきます。
私は冗談じゃないと思い、きっぱり「お断りします」と言うと、今度は『じゃあ、良くなるまで長期で入院させてください』と言われました。
すごくショックだったのですが、絶対納得がいかなかったし、こたろうの顔を見ているとかわいそうで仕方がなかったので、「いつどうなってもいい。こたろうの命が短いなら私が自分で最期までみとろう」と、覚悟して家に連れて帰ることにしました。
家に戻ると咳は出るけれど病院にいるよりは数段元気に見えました。
急な場合にも備えておこうと思い、前の病院でもらってきたデータを持って近所の獣医さんで診てもらいました。
その獣医さんでは何と、「安楽死なんて!そんなことはない。確かに肺に影はあるし、白血球も多い。でもこの子は横隔膜がないなんてことはないし、心電図もおかしくない。この心電図は別の子のデータでしょう。処方されている抗生物質は子犬には使ってはいけない薬です。だまされたのではないですか?」と言われたんです。ビックリしました。
その先生はとてもよくしてくださり、前の獣医さんのこともあって信用しづらいでしょうから大学病院を紹介しましょうと、東京の大学病院で診てもらうことにしました。
担当の教授からは、「白血球が多く、肺に影がある。たぶんブリーダーさんのところか、ペットショップでケンネルコフにかかったのではないか…。今ある右の肺の影がまだ活性のものか、古傷なのか判断しにくい」との診断で、食事に抗生物質を与えました。
それからはレントゲンをとるために近くの病院に週に一度、月に一度大学病院に通うようになりました。
抗生物質をいくつも試しながら治療を繰り返しました。
その間はこたろうは下痢を繰り返し、ひどい時は便と一緒に粘膜のようなものまででていました。
二ヶ月経った9月、私は抗生物質でこたろうを治すのは限界だと感じていました。
ご飯に白い粉をかけるのをもう何とか止めたいと思っていた矢先、コーギースタイルに載っていたビッグウッドが目に留まりました。
すぐに電話をして、ホメオハーブ療法食を注文しようとしたのですが、相談すると食事だけで改善することがたくさんあるとアドバイスをうけ、素直に食事から始めてみることにしました。
思い切って薬も混ぜるのを止め、ビッグウッドの自然治療にかけてみることにしました。
スパミールに愛犬活力源、モイスチャーエッセンスを加えてあげました。
こたろうは喜んで食べてくれます。
すると一ヶ月もしないうちに切り替えの途中にもかかわらず下痢が止まったんです。
10月に大学病院に行くと「右の肺は三分の一は影があるけれど、三分の二はきれいになり、異常に多かった白血球の数も正常値に下がっています」とのことでした。
先生からは「もう来なくて良いでしょう」と言われたんです。
とっても嬉しかったです。
その時は「最初からビッグウッドに出会っていれば良かった!」って思いました。
こたろうが来て一週間で安楽死と言われた日からもう病院に来なくていいと言われた日まで、色々ありました。
今考えるとあの獣医さんは絶対誤診だし、病気にさせたペットショップに対する怒りもありました。
絶対自分の力でこたろうを何とかすると決めていましたが、不安もいっぱいありました。
人間の食事と同じレベルのものをあげるためにはビッグウッドの食事が少々値段がするのは仕方ないと思います。
獣医さんで高いお金を払うくらいなら、ご飯だけで治るなんてとても安全ですばらしいと思います。
今こたろうと散歩にでていて、出会った人たちに病気を持っていることを話すと、とても信じられないとビックリされます。
本当にビッグウッドに出会えて良かったと思っています。
ありがとうございました。
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